中野島ロボット

小さなロボットの自作記事を書いています。

週刊中ロボ194 Rostock Nanoオプションブロアファンダクト作成開始

はじめに
完成していなかった3Dプリンタ用の冷却ファンダクトの制作を再開しました。モーガンさんのThingverseのRostockNano用フィラメント冷却ターボファンのモデル修正を待って冷却を強化したり、ノズル径を上げて印刷時間を短縮する実験をしたりしようと思っていたのですが、5015ファンはちょっとRostockNanoには大きく、4015ファンは何度頼んでも、なぜか5015が来てしまうのでそのうちにとなっていました。

過去にブロアファンダクトをトライしていた時の記事はこちらから

www.nakarobo.com

もう三年前からほったらかしだったんですね。

状況改善
最近の3Dプリンタは、冷却に4010ブロアファンを使用している機種が増えてきました。そのおかけでAmazonでも4010ブロアファンが入手しやすくなっていて、今回それを購入して自作3Dプリンタの冷却能力を強化することにしました。

モデリング
いつもの Microsoft 3D Bilder でモデリングして印刷してみました。

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なかなかシンプルな造形になりました。これなら印刷にも失敗しないし、ダクトサイズが小さいので改良も楽になると思います。

仮止め
自作の3Dプリンタ RostockNanoに仮止めして確認しました。奥に見える緑色のものが、30mmの旧タイプの冷却ファンダクトです。赤いのが今回作成した冷却ファンダクトです。

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ファンの高さとヘッドまでの距離も旧型に合わせてあります。

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ファンの大きさが30mmから40mmに大きくなるので、これで冷却性能が上がり、造形品質も上がることを期待しています。仮止めなのでヘッドの正面に付けていますが、実際は裏から表に吹き付けるように取り付けるのでメンテナンスの邪魔にはならない予定です。

つづきに
じつは注文時にファンの電圧を間違えてしまって、24V品が来てしまいモデリングだけを先行して実施しました。12V品が届いたら動作確認を行って結果が良ければ、このモデルも3Dモデル共有サイトにアップする予定です。(3月中旬かな)

このところ3Dプリンタの記事を続けて書いているのは、裏でロボット制作を強化しているからなんです。この冷却ファンダクトが上手く行けばさらに造形品質があげられ、ロボット制作もスピードアップができそうです。

つづく

 

購入品情報
40mm×10mmのブロアファンです。一個500円~1000円程で購入できます。

間違えて購入してしまったのは、こっちの24V版でした。同じ形状で、5V、12V、24Vがあるようなので注意です。

試しに12Vで動かしてみましたが、そよ風程度でした。