中野島ロボット

小さなロボットの自作記事を書いています。

週刊中ロボ67 夏休みの準備 ロボット制作準備その3

今週のお題「夏休み」

今週は夏休み中にロボット制作を進めるための購入したものと、購入後未だ評価していない物と、夏休みにやりたい事を紹介しようと思います。順番は思いついた順です。

 

3.アルミニウム ヒートシンク 40✖40mm

これはアルミ製の40mm角のヒートシンクで、以前購入していた三つの部品と3Dプリンタで印刷した部品を組み合わせて、冷却装置と温熱装置を作ってみようと思っています。

 

ペルチェ素子

組み合わせる部品の一つ目は、ペルチェ素子です。 

二個セットで購入しました。これも秋月電子で購入可能です。ペルチェ素子は電気を流すと片面が発熱し片面が冷却を行える不思議な半導体素子です。但し消費電力分も熱に変わるので発熱側に有利な素子です。

 

サーモスタット

もう一つは、温度調節用のサーモスタット基板と温度センサのセットです。

温度センサが付いており、これとペルチェとヒートシンクをつなげる事で、目的の温度をキープさせることができます。このセットで、二組の実験セットが完成します。

 

冷却ファン
5015サイズの冷却用ファンはなぜが沢山集まってしまったものでペルチェ素子からの熱の拡散に使用します。

 

 

冷却実験 

残暑がきびしいので、冷風扇を作れないかと思っています。ペルチェ素子は温度がマイナスになる程、強力に冷却できるようです。但し0℃以下になると回りの湿度が結露してしまい水浸しになるので、サーモスタットで目的の温度をキープする必要があります。またペルチェ素子は薄いので、放熱側と冷却側を綺麗に分離できないと熱が回り込んで来てしまいます。そこで3Dプリンタの部品が使えないかと思っています。

 

過熱実験 

過熱はヒートベッドの自作の為の実験をしようと思います。ヒートベッドは3Dプリンタの溶けた樹脂をゆっくり冷ますために土台の部分です。フィラメントの素材にもよりますが、だいたい60℃から80℃くらいで造形物の最下部を保温すると、冷却に伴う収縮が起きにくくなります。このペルチェ素子は138℃まで温度を上げる事ができるようです。(絶対定格は150℃)綺麗に熱が拡散できれば、自作の3DプリンタのRostockNanoやデアゴスティーニのマイ3Dプリンタのidbox!のヒートベッドに使用できるのではないかと思います。

  

つづく

 

過去記事

5015ファンがなぜ集まっているのかについては過去記事を参照してみて下さい。 

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