はじめに
到着したラズパイ400(RPi400)の三台目の動作確認を行いましたが、これもキーボード不良が発生しています。こんどは Enter キーが不良です。
分かりにくいかもしれませんが、横から見るとEnterキーの上の方が凹んでいます。
こっちは、昨年の秋に買った正常なものです。Enterキーとその上のキーはツライチです。
交換になった経緯は過去記事を参照ねがいます。
状況
代替品をセットアップして、End キーがつぶれていないことを確認して、ブログを書いていたら、なんだか文章が綺麗に入らない。もしやと思いキーボードを押して確認して見たら、Enter キーの効きがすこぶる悪い。Enterキーやスペースキーのような大きなキーは、キートップの下に、複数のスイッチが配置されているのですが、どうやらEnterキーの上側が効いていません。
で、その後いろいろキーを押して確認して見たら、シフトキーや、Endキーの入力も時々抜けていました。どうやら、右下側のキーの効きが悪いようです。
予想原因
実は同じような経験を20年ほど前にしています。次々に新品のキーボードが壊れていく怪現象でした。
分解していないので正確ではありませんが、RPi400のキーボードはメンブレンタイプ(つまり導電性ゴムのドームがバネになっているタイプ)だと思いますが、このタイプのキーボードが出始めの頃にこんなことがありました。
朝マシンを起動すると、キーボードの一部のキーが効かなくなっていて、今回と同じようにキーが戻ってこなくなっていたり、バネが弱くなっていたり、押しても反応しなくなっていました。最初は一台だったのですが、その現象がどんどん広がって、ついには全ての同じタイプのキーボードが壊れてしまいました。
原因は夜間に倉庫が氷点下になり、一度凍ってしまうとメンブレンのゴムの材質が悪いと(水分が多く残っていると)、常温に戻ってもゴムに弾力が戻らなかったり、割れたりして効かなくなっていました。
結局中国メーカーのキーボードは全て故障し、日本製のキーボードが生き残り、最終的に全てのキーボードを日本製のメカニカルタイプに交換することになりました。
今年は異常に寒い
流石に神奈川県の都市部では室内が氷点下になることはないので、もしかしたら倉庫が氷点下になってしまったのか、配達途中で氷点下になってしまったのでは無いかと予想しています。本家のフォーラムには同じようなコメントは無いようなので、さすがに今時のキーボードではありえないことですが、ラズパイのそれもレアな日本語キーボード版なら、”ありえそう”です。恐らく低温試験をすっ飛ばしたのではないでしょうか。
秋に購入した1台と、夏に購入した2台のラズパイ日本語キーボードは問題なく、2月に購入した二台でこの現象が発生しています。
おわりに
秋月電子さんには交換品でも不良が発生していることを連絡していますが、はてさてどうなることやら。もし、中野島ロボットと同じような現象が発生している場合は、購入先に連絡した方が良いかもしれません。
予想通り原因がメンブレンゴムの品質なら、冷凍庫に入れれば簡単に現象は再現すると思いますが、怖いので止めておきます。それとも引きが強いのか・・・
う~ん”ラズパイは甘くない”です。
秋月電子さんから連絡がありもう一台送って頂けるようです。
おしまい
購入品情報
こういうことが起こると、メカニカルキーボードが欲しくなりますね。
特定のキーが壊れててもスイッチ単位で交換できます。
なお、Bullsyes ベースのラズパイOSは、マウスの消失問題はロジクールのキーボードマウスセットでも今の所発生していません。