中野島ロボット

小さなロボットの自作記事を書いています。

週刊中ロボ318 AIの影響 PCの高騰その4 Ryzen7 9700Xの不都合な真実

今週のお題「準備していること」

つづきに

10月以降筆が止まってしまった理由は色々あるのですが、その一つにAIブームが社会に与えた影響にあると思う。特に自作PCに与えた影響が余りにも大きいので、色々記録に残しておきたいと思います。

キャッシュ
前回のメインPC換装で少し残念だったのは、CPUがRyzen8600G だったので、GPUとの接続がPCIE‐4x8に制限されていることです。GPU自体はx16に対応しているのですが、CPU側の制限で帯域が半分になっています。ローカルLLMをガシガシ動かす準備として、GPUのAI性能を引き出す為にCPUを換装しようと考えました。

少し値下がり
CPUは一時期少し値上がりしましたが、今時珍しく値下がりしているパーツなので換装することにしました。AMDのRyzen7 9700Xに換装です。コアが二つ増えて速度も上がっているので期待が持てます。

こっちも魅力的
CPUの中にもキャッシュと言われるメモリをたくさん積んだものがあり、場合によっては性能が上がるのですが、ゲームでもしない限りはあまり差はでません。
AMDの場合は9800X3Dと言われるキャッシュ付きのCPUがあります。ただ消費電力が増えてしまうので、K45のような小さなケースでは放熱の関係で使うのが難しいと考えました。

本来は
ソフトウェアがきちんと対応していれば、この程度のキャッシュの差はほとんど関係なくなるはずなのですが、CPUに最適化されていないゲームでは特に、キャッシュ付きの方が良い性能になることがあります。ゲーム以外では認知できるかは難しいところです。特にシングルスレッドの最高速ではRyzen7 9700X の方が早くなるので、AIなんかだとほとんど変わりがないか、もしかしたら9700Xの方が速いのでは無いかと考えました。ゲームにしてもアップデートがかかるので、より最適化されて行くとあまり差が出なくなるかもしれません。

換装後
CPUは正しく認識されています。

PCI Expressは x16接続されています。

GPUもちゃんと認識されています。

目を覚ませ
ベンチマークをとってみると、ゲーム性能はやはり少し伸びました。
Ryzen5 8600G

Ryzen7 9700X 18%の改善。よしよし。

続いてFF15を高品質で比較してみました。
Ryzen5 8600G

Ryzen7 9700X 7.8%増。まずまず。

続いてFF14のベンチです。
Ryzen5 8600G

Ryzen7 9700X 13%増。いいね!

そんなバカな
古いソフトですが、スーパーパイは8600Gが6秒だったので、5秒を切るのではと思っていましたが、まさかの8秒で低速化してしまいました。

これでは二世代前の Ryzen5 5600と同じ程度です。

何か不都合な真実が隠れているようです。ある種のプログラムでは最新のCPUの方が遅いなんてことが起こるんですね。そして消費電力は65Wで同じなのですが、増えてしまっており、CPUの温度も高くなっていて、負荷をかけるとファンが良くまわります。これはとても残念ですが考察はまたの機会に。
つづきに
次は親父様のPCが壊れたので、PC本体を買い替えた時の話を記事にしたいと思います。
つづく

Amazon情報

換装前のAMD Ryzen5 8600G 購入時は34,000円でした。2026/03/07 では35,500円で微増しています。

9700Xは購入時は44,000円でしたが、今は42,500円となっていて、少し値下がりしています。

キャッシュ付きのRyzen7 9800X3Dは 、70,000円が68,500円と少し値下がりしています。9700Xとの価格差が1.5倍あるので、高いと感じてしまいます。