中野島ロボット

小さなロボットの自作記事を書いています。

週刊中ロボ193 ピコピコやってます。ピコのケースモデル公開

はじめに
ラズベリーパイ Pico用ケースのモデルを公開しました。

www.thingiverse.com

わざわざつくらなくても
ラズベリーパイ Pico用のケースはThingiversにはカッコイイ3Dモデルが沢山あるのですが、中野島ロボットのFFFプリンタの精度では印刷が難しそうだったり、ねじ止めじゃなかったり、リセットスイッチとLEDが同時に使えなかったりしたので、自前で作ってみました。探すと自分にあったものがあるかも知れません。

www.thingiverse.com

もっと早く
Raspberry Pi Picoを使ったロボットを作ろうとしていたんですが、PicoのCPUに致命的なバグが見つかったので、しばらくほったらかしになっていました。
Picoの数ある致命的なバグの中でロボット制作に影響が大きいのは、マイコンのくせにADコンバータが使えないことです。ラズベリーパイ財団のPicoの最初の頃の説明には、ADコンバータを4チャンネル積んでいると記載があったと思っていたのですが、いつの間にか特徴から削除されていました。
このADコンバータのバグは特定の入力値(四つある)の時に、全然違う数値を出力すると言うものです。


色々考えて、特定の値に引っかからない範囲で使うとか、フィルタリングするとか、特定の値になった時は無視するとか、なんとかできそうではあるのと、アナログセンサを使わずに、I2C接続のセンサのみを使うとかすれば、ロボットが組めそうなので、このクラスとしてはとても高速な、Raspberry Pi Pico を使ったロボットを作っていますが、そのためにも固定用のモデルが必要だったのです。

おわりに
でも公開したほんとの理由は、手持ちのPETGフィラメントの色が綺麗なだけっだたりするんです。これを印刷する前はカーボンフィラメントで印刷したものを使っていました。

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これだとわざわざ公開しなかったかな。それに似たようなケースが一杯あるとどれか判らなかったり、探し難かったりしました。

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色味も大事です。

おしまい

購入品情報
CPUが高速なのと、使えるピンが多いのがPicoの取柄なので、致命的なバグがありますが、何とか回避して使う事を検討しています。