つづき
組み立ての残りの電気配線を行います。
idbox!を組み立てた人は基本が同じなので、簡単だと思いますが、少しだけ違う部分もあるので、注意が必要です。
1 マザーボードの組付け(idbox!と同じ)
・ArudinoMEGA2560にRAMPS1.4を載せます。
・RAMPSのジャンパーピンを4つすべてに差し込みます。
これで1/16ステップでモーターが駆動される設定にします。
・A4988モータードライバーを上からはめ込みます。
半固定抵抗は真ん中にすると、ステッピングモーターの駆動電流が約1Aに制限されます。
2.エンドストップの組付け
・エンドストップのマイクロスイッチのON側と中点に平行コードを半田付けし、熱収縮チューブでカバーします。
・レバーが-内側に来るようにエンドプーリーにM2ネジで組付けます。
・平行コードの反対側に2Pの2550コネクタを取り付けておきます。
3.電源の配線(idbox!とほとんど同じ)
・DCジャックに太い平行コードを半田付けし、熱収縮チューブで保護します。
・反対側の線を剥き、RAMPSの電源コネクタにねじ止めします。
・分岐して並列接続になるように配線します。
4.配線
・ヒーター、温度センサーをRAMPSに接続します。
極性はありません。(idbox!と同じ)
・ヘッド冷却ファン、造形物冷却ファンをRAMPSに接続します。
極性があるので、注意して下さい。極性を間違えると回りません。
ヘッド冷却ファンは、12V電源から取るか、2550 2PのコネクタをつけてRAMPSから取ります。
・各軸のステッピングモータを順番に接続します。
三角形の底辺を手前に置いて、向かって左がRAMPSのX軸、右がY軸、奥がZ軸に接続します。
・エンドストップをステッピングモーターの軸に合わせて接続します。
(注意)idbox!と順番が異なるので特に注意です。
RostockNanoは一個飛ばしですが、idbox!はZ軸のみ二個飛ばしです。
・エクストルーダーのステッピングモーターを接続します。(idbox!と同じ)
(注意) 右手系と左手系では回転の向きが異なります。
動作チェックの時に逆に回転したら、2550-4Pのコネクタの向きを逆にします。
動かなかったら、テスターを使いステッピングモーターの配線をチェックします。
5. 配線の整理
・ヘッドからスパイラルコードをクルクルと巻いて配線を整理します。
・エンドストップのコードはタイラップでビームに固定し、3本分まとめた所から、スパイラルコードでクルクル巻いて行きます。
6. 配線の確認
一旦落ち着いて配線にミスが無いか良く確認して下さい。
特に電源は接続を間違えると燃えることがあるので、はやる気持ちを抑えて良く確認して下さい。
配線は一時間程でできると思います。
仮止めのネジは調整時に本締めしますので、組み立ては以上です。
次回はCPUボードにファームウェアを書き込みます。
メモ
・配線は1時間ほどでできる。
・配線はよく確認する。(特に電源周りは念入りに)
・各部のネジはまだ仮止めのままで良い。
用語集
ヒーター:ホットエンドを加熱するためのセラミックヒーター(赤いコード)
温度センサー:ホットエンドの温度を一定に保つための白金温度センサー(白いコード)