中野島ロボット

小さなロボットの自作記事を書いています。

idbox!からRostockを作る Day6 組み立て(電気配線)

つづき

組み立ての残りの電気配線を行います。

idbox!を組み立てた人は基本が同じなので、簡単だと思いますが、少しだけ違う部分もあるので、注意が必要です。

マザーボードの組付け(idbox!と同じ)

・ArudinoMEGA2560にRAMPS1.4を載せます。

・RAMPSのジャンパーピンを4つすべてに差し込みます。

これで1/16ステップでモーターが駆動される設定にします。

・A4988モータードライバーを上からはめ込みます。

半固定抵抗は真ん中にすると、ステッピングモーターの駆動電流が約1Aに制限されます。

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2.エンドストップの組付け

・エンドストップのマイクロスイッチのON側と中点に平行コードを半田付けし、熱収縮チューブでカバーします。

・レバーが-内側に来るようにエンドプーリーにM2ネジで組付けます。

・平行コードの反対側に2Pの2550コネクタを取り付けておきます。

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3.電源の配線(idbox!とほとんど同じ)

・DCジャックに太い平行コードを半田付けし、熱収縮チューブで保護します。

・反対側の線を剥き、RAMPSの電源コネクタにねじ止めします。

・分岐して並列接続になるように配線します。

4.配線

・ヒーター、温度センサーをRAMPSに接続します。

極性はありません。(idbox!と同じ)

・ヘッド冷却ファン、造形物冷却ファンをRAMPSに接続します。

極性があるので、注意して下さい。極性を間違えると回りません。

ヘッド冷却ファンは、12V電源から取るか、2550 2PのコネクタをつけてRAMPSから取ります。

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・各軸のステッピングモータを順番に接続します。

三角形の底辺を手前に置いて、向かって左がRAMPSのX軸、右がY軸、奥がZ軸に接続します。

・エンドストップをステッピングモーターの軸に合わせて接続します。

(注意)idbox!と順番が異なるので特に注意です。

RostockNanoは一個飛ばしですが、idbox!はZ軸のみ二個飛ばしです。

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・エクストルーダーのステッピングモーターを接続します。(idbox!と同じ)

(注意) 右手系と左手系では回転の向きが異なります。

動作チェックの時に逆に回転したら、2550-4Pのコネクタの向きを逆にします。

動かなかったら、テスターを使いステッピングモーターの配線をチェックします。

5. 配線の整理

・ヘッドからスパイラルコードをクルクルと巻いて配線を整理します。

・エンドストップのコードはタイラップでビームに固定し、3本分まとめた所から、スパイラルコードでクルクル巻いて行きます。

6. 配線の確認

一旦落ち着いて配線にミスが無いか良く確認して下さい。

参考

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特に電源は接続を間違えると燃えることがあるので、はやる気持ちを抑えて良く確認して下さい。

配線は一時間程でできると思います。

仮止めのネジは調整時に本締めしますので、組み立ては以上です。

次回はCPUボードにファームウェアを書き込みます。

メモ

 ・配線は1時間ほどでできる。

 ・配線はよく確認する。(特に電源周りは念入りに)

 ・各部のネジはまだ仮止めのままで良い。

用語集

ヒーター:ホットエンドを加熱するためのセラミックヒーター(赤いコード)

温度センサー:ホットエンドの温度を一定に保つための白金温度センサー(白いコード)