はじめに
２０２４年１１月２日 昨年に引き続き中野島ロボットの近所にある明治大学の大学祭（生明祭）に行って来ました。このところ公私ともに忙しくロボットには全く触れていませんが、今日は時間が少しあったので、明治大学のサークル展示を見て回りました。
明治大学オートメーション研究部
ロボ研じゃなくて、オートメーションと言うのが機械工学っぽいですね。電子や情報工学の部員もいるのだとか。でも農学部の部員はいないらしい。
大変歴史のあるサークルらしく、２０世紀後半から活動しているようです。
今年は昨年より展示が少し増えているような気がします。
なお昨年はこんな感じでした。
オートメーション研究部の公式サイトはこちらから（おっと更新されていないぞ～これ大事だからね）
展示内容
今年もロボコンに参加するためのロボットを作っているそうです。今年のお題はピザだかパンケーキ作りかなにかで、ひっくり返してトッピングして、タイムを競うものだったようです。どれも機構が複雑でいや複雑すぎてなんだか良くわからないのですが大変そうです。
ロボットの特徴
メカナムホイールとタミヤのギアードモータにアルミフレームの組み合わせで、モーターはDCモーターを使ったものが多いようです。センサはあまり見つからないかな。
機構としてはステップモーターやベルトドライブ、遊星ギアも使っているようです。今年も３Dプリンタを使った部品は少ない感じです。3Dプリンタの使用制限でもあるのでしょうか。（それとも機械工学の意地か。。。）
別室では
ロボットハンドやテスラコイルの実験や赤外線暗視ゴールの動体展示なの実験系の展示も行っていました。これは暗視ゴーグルの実態展示。
進化したヘビ型ロボットの展示なども行っていました。こっちは３Dプリンタ部品（カーボンフィラメント）の利用と二軸制御になっていて、昨年よりもだいぶ進化しているようでした。こちらもやはりセンサは少なめなのです。中野島ロボットの設計思想は柔らかい形状とセンサ補正なので、対極にあるのかも。
熱い気持ち
ロボコンの機体を作って勝つには１５０万円程の予算が必要だそうそうで、部の予算が１０万円では機体を作るのもかなり厳しいのだとか。3Dプリンタと物理シミュレーションを駆使して頭と時間で予算をカバーして、一泡吹かせてやってほしいと思ったりしました。
やっぱり
今年も３Ｄプリンタの部品が、少なかったように感じました。今年に入って３Dプリンタの値段はずいぶん下がっていて、フィラメントも安価になっているので、どんどん使った方が良い気がします。
最初に１台 それなりの３Ｄプリンタがあれば（大学にはあるはず）、中野島ロボットが使っているロストック（デルタ３Ｄプリンタ）なんて、１万円ちょっとで増産できるるので部員全員が持つことだって可能だと思うのですがどうでしょうか。もし動かなかったらホローしますよ・・・近所だし。
マニュアルはこちらから
おわりに
来場記念の部員手作りのトンボのストラップがありました。この部には女子もいてかわいい感じです。でもなぜトンボなのかな？ロボットか蛇じゃないかな？と思ったのですが、中野島ロボットは大学では電気工学科だったのですが、女子は一人もいなかったな～と思いだしたりしました。
またＡＩを利用した展示が全く無かったが意外でした。（探せなかっただけかも）ＡＩ占いとかキャッチーで良いかもとか思うのですが、日本の大学ではまだまだこれからなのでしょうか。これからも頑張れ明治大学 オートメーション研究部！
おしまい
Amazon情報
今最初に買うならCore-xyのこれ一択でしょうね。大切なのは３Ｄプリンタの形状でCore-XYのこいつは今なら激安です。一回限りでアマゾンマスターカードに入ってポイント還元受けるなら、３万円を切りますね。（買っちゃおうかな・・・）
ロボットのフレームを作るならPETGカーボンファイバーが必要でしょう。PLAは固いのですが割れやすく60℃以上で溶けて変形します。
これもよさそうです。ただPETGは粘りがあるのでギア部品には使えません。
ギア部品を作るなら、ナイロンかＡＢＳフィラメントが必要ですが、扱いが難しいので工作機械が使えるならアルミの削り出しとかで作った方が良いと思います。
また、カーボンフィラメントで印刷した部品をそのまま使うのは、積層割れが起きる心配があるので、二液式のエポキシで固めれば強度は格段に上がります。
小容量のものなら、ダイソーでも売っています。
