3Dプリンタが動き出したので、久しぶりにモデリングして見ます。最近話題のはやぶさ2を印刷してみようと思います。
今回は
「りゅうぐう」を印刷してみます。以前にも書きましたが、カーボンフィラメントの評価をしていて、なにか印刷できるグレーの3Dモデルが無いかと、探していてたどり着いたのが「りゅうぐう」で、「はやぶさ2」を突然作り始めた訳ですが、「りゅうぐう」のマットなグレー感が、ちょうどPLAカーボンフィラメントの印刷物の色味によく合いそうだったんです。
モデル修正
公開されているモデルを Microsoft 3D Builder に読み込ませませて、3Dプリンタで印刷するのに丁度良い向きや大きさに修正して行きます。
まずは、スケールツールで、横が5cmになるようにサイズを変更します。
次に 編集メニュー→ くぼませる で 壁厚を1mmで中抜きします。
中抜きしたモデルを編集メニュー→分割 で半分に割って北半球を使います。
「りゅうぐう」は北半球の方が地形がスムーズなようです。
あとは 、移動ツールで位置を調整して、STL形式で出力してモデルの編集は終わりです。
印刷設定
今回はノズル径 0.5mm のRostockNanoの二号機で印刷します。
STL形式で出力したモデルををスライサーに読み込ませて、以下の設定でスライスします。
温度 225℃
積層 0.2mm
速度 100mm/sec
インフィル 0%
フィラメントは PLA カーボンです。こんなものに(失礼)高価なPLAカーボンフィラメントを使うのはちょっともったいない気もしますが、薄くても丈夫な「りゅうぐう」が綺麗に造形できるはず。今付いているフィラメントを交換するのが面倒だと言うこともありますが、これで印刷準備完了です。
印刷
では、RostockNanoの二号機で印刷して見ます。
この速度だと16分程で印刷が完了します。
完成
できました。
剥がして見るとこんな感じです。
「りゅうぐう」っぽいですが、黒味が少し強いかな。
裏側はこんな感じです。
壁厚1mmで中抜きしたのですが、0.2mmの4層構造でできあがりました。十分な強度があるので、もう少し薄く(0.8mm)ても良かったかな。
二つ南半球も印刷して、貼り合わせても良いかもしれませんが、今回は「はやぶさ2」を印刷して組み合わせるて飾る予定です。さてどこに着陸させようかな。
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購入品情報
「りゅうぐう」をわざわざ高価なPLAカーボンフィラメントで印刷する人は、いないと思いますが、印刷する場合は以前のPLAカーボンフィラメントの評価記事を参考にしてみて下さい。