まとめ
結局GR-LYCHEEでは、サンプルも説明どおりにも本どおりにも、まともに動かなかった気がします。
これはちょっと開発環境やサンプルを提供する側としての課題かなと思いますが、もしかしてこれがコンテスト運営側の意図だったらびっくりなのですが、そうでなかったら、日本の技術力の衰退を感じずにはいられません。
ルネサスさんとRHOMさんには、モノが良いだけにもう少し頑張ってもらいたいと思います。
ここまで作ってきて感じたことは、RZの優秀さとRHOMセンサの高い安定性です。
Arduinoだといつもメモリの心配をしなければなりませんが、GR-LYCHEEのマイコンであるRZはメモリ量も多く、画像処理ができる速度もあり、かなり強力です。
IDE for GRのライブラリがきちんと整備されたら、Arduino以上ラズパイ以下の地位を築けるかもしれません。
RHOMさんの使用した二つのセンサは、とても安定しています。安いセンサだと、どんどんドリフトして行きますが、このセンサはぴたっと安定しています。再現性も高く、元の姿勢に戻すとちゃんと数値も元にもどります。
あまり関係ないのですが、今回基盤に直接半田付けしたのですが、はんだののりが異様に良かったことを特記しておきます。
安価なシールドを出してくれた面白いと思います。
GR-LYCHEEもROHMさんのセンさも、自作のプラットフォームとしては、価格的に全く太刀打ちできないので、ラインナップを絞って、長期提供を約束してくれたり、なにかやり方を考えないといけないのかもしれません。
日本のメーカはつくづく大変だなあと思います。
おわりに
取り敢えず最低限の機能は実装できたので、機体を整備してモーションの作成をしてコンセプト動画を作成して行きます。
音とかは映像編集でどうにでもなるので(オイオイ)、上手く動いていない部分はとりあえず置いておいて、少しでも前に進みます。
余裕があれば、IOT関連の機能を実装して行きますが、なんとなくこのまま期日を迎えて、コンセプトのみになってしまいそうです。
やはり、提供サンプルがことごとく動かないのは、コンテストにはきついですね。でもあと一週間、でできる所まで頑張ってみます。
まあコンテストに作品を提出する訳ではないので、映像さえできてしまえば、二次の締め切りに間に合わなくても、以降にのんびり開発を続けるのも良いかなと思っています。
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