中野島ロボット

小さなロボットの自作記事を書いています。

☆週刊中ロボ 09 USBオシロスコープを作ろう その1

はじめに
USB 1000円オシロスコープを作ってみました。

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以前から気になっていた Arduino を使った、簡単なUSBオシロスコープを作る記事が出ており、自分でも作ってみました。

 

参考
 九州工業大学さんのArduino 簡易オシロスコープ

https://www.iizuka.kyutech.ac.jp/faculty/physicalcomputing/pc_kitscope

ファブラブ関内さんの会員向けのページ「1000円で作れる簡易オシロスコープを作って使ってみよう」

 http://fablab-kannai.org/archives/2212

 

用意するもの

 基盤またはブレッドボード ×1  40円

 Arduino Nano V3 互換ボード ×1 350円

 抵抗 1KΩ ×3 3円

 抵抗 100KΩ ×1 1円

 コンデンサ 1μF 20円

 配線 少々

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ここまでで 400円ちょっと

 

開発環境

 PC Windows10

 Arduino IDE 1.8.5 Windows10 ストア版

 Processing processing-3.3.7-windows32.zip

コンデンサと100KΩは、トリガ更新周期 0.1秒を作るためのもののようです。動作をみるだけなら無くても動くはず。
1KΩの抵抗は保護用なので、Arduino等のブレッドボード上で5V以内で使うなら必要ありません。

つまり、外付け部品は無しでOKのはず。

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で動きました。

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とりあえずスケッチが動作したので、落ち着いてちゃんと作ってみます。

 

作り方

手持ちに100KΩの抵抗が無かったので、10KΩと10μFのコンデンサで同じ時定数としました。

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ソフトウェア

1. 九州工業大学の簡易オシロスコープの簡易オシロスコープから必要なファイルをダウンロードしてきます。

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2. 画像を押すとダウンロード画面がでてくるのでダウンロードします。

3. 適当なフォルダに保存し展開します。

4. Arduino Nano にスケッチを書き込みます。

Arduinoのスケッチは展開したフォルダの kit_scope.ino です。

 \kit_scope_20160320\kit_scope_20160320\Arduino\kit_scope

これをArduino IDEから書き込みます。

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5. プロセシングを起動します。

プロセッシングは展開したフォルダの

\kit_scope_20160320\kit_scope_20160320\Processing\kit_scope\kit_scope.pde

を起動します。

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6. 実行ボタンを押すと起動します。

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7. 動作確認
校正用の1KHzの矩形波が、D3に出ているので、それをA1,A2に接続して観測します。

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8. 詳しい使い方
触っていればなんとなくわかりますが、詳しい使い方は九州工業大学さんのホームページに載っています。
FFTの機能とかもあるので、いろいろ実験して使い方をマスターしましょう。

 

まとめ
ではソースコードの解説です。
 ・・・・ 思ったより多いです。
 断念・・・・

 

おわりに
と言うわけでこれだけで、あこがれの2Chのオシロスコープが手に入ります。 ケースに入れたり端子を付けたり、液晶に表示させたりした方が良いと思うのでその辺は、後日考えてみます。

Processingは初出だと思いますので、インストールしたことがない人向けに次回に少し解説します。

 

購入品情報
使うにはやっぱり、テストクリップが要りますね。