中野島ロボット

小さなロボットの自作記事を書いています。

週刊中ロボ36 犬笛を考える その3

ロボットの制御にはいろいろありますが、やはり音声やジェスチャがいいかなと思っています。

 

はじめに

オシロスコープを引っ張り出して犬笛の周波数を計測してみます。普通のマイクだと人間の可聴周波数の20、000Hzまでしか対応していないかもしれないので、コンタクトマイクを使用します。コンタクトマイクと言うのは接触したものの振動を拾うセンサです。エレキギターなどではピックアップと呼ばれたりしています。

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 これは楽器の練習用のものですが、ケーブルの断線を修理したときに分解したのですが、中はただのピエゾ素子でした。 

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使用されているピエゾ素子は、直径12mmのものでした。

 

ピエゾ素子

振動が加わると電圧を発生し、電圧を加えるとひずむ素子で圧電素子ともいわれます。

じつはこれ、Arduinoではおなじみの圧電スピーカー(圧電サウンダ)と原理は(中身も)同じものです。秋月電子の一番小さい圧電スピーカーは直径10mmです。

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試しに発信器から波形を入れると、普通に入れた周波数で鳴り出しました。(保護用のダイオードとか抵抗も入っていないのかもしれません。チューナー側に入っているのかな。)

 

計測方法

コンタクトマイクの挟むところはゴム素材でできていて、楽器を挟みやすく、滑りにくくなっています。金管楽器の場合はこれをラッパの部分に挟んで共鳴周波数を拾います。今回は犬笛をコンタクトマイクで挟んで、出力をオシロスコープで見てみます。

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購入品情報

チューナー用マイクロフォン

型番が新しいモデルが出ているようですが、どう見ても同じに見えるので旧版でも良いと思います。(これは旧版です) 

ちなみに KORGのマイクも全く同じ形状(マークと色が違うだけ)なので、どちらも同じ性能だと思います。 

 こっちはしっかりピエゾって書いてありますね。