中野島ロボット

小さなロボットの自作記事を書いています。

週刊中ロボ52 突然ですがドミネーターを作りたい その18 超音波について その6

サイコパス(PHYCHO‐PASS)というアニメーションの中の小道具、「ドミネーター」の音声再生機能を作ります。超音波スピーカーを試して見ます。といっても原理だけです。

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良く見ると 

超音波スピーカー(銀色のケースの丸いやつ)の中を良く見るとホーンの様なものが付いています。そして圧電素子がケースの中で浮いているように見えます。

確かに昔から音の指向性をあげる方法として、ホーンを付けると言う手があります。口に手を当てて叫ぶとかとメガホンとかと同じです。
圧電素子にホーンを付けると超音波スピーカー程ではないにしろ音に指向性を持たせられそうです。

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①超音波スピーカー②圧電スピーカー③なんちゃって超指向性スピーカー

①の超音波スピーカーは、音が前にしか出ないように、ホーンを付けて、後ろや横へ超音波が漏れないように圧電素子を浮かせているようです。

②の圧電スピーカーは、ケースしに振動が伝わって、横からも後ろからも音が出てきます。通常裏は基板側ですが、圧電素子が裏側のケースに固定されているので、浮かせて使うと結構な音が(なんとなく前よりも)聞こえてきます。圧電素子の前の部分のケースの容積(大きさ)は、狙った周波数に合わせて決められています。
③のように音が横に漏れないように、3Dプリンタでケースとホーンを作って、後ろに音が漏れないようにTPU素材で抑えるとなんとなく、ホーン型超音波スピーカーが作れそうです。

  

つづく

すこし脇道から戻りはじめました。

   

購入品情報

小さい圧電素子を複数使って、なんちゃって超指向性スピーカーが作れそうです。