中野島ロボット

小さなロボットの自作記事を書いています。

週刊中ロボ08 赤外線カメラの回路図入力

はじめに 中野島ロボットでは、回路図入力のCADにフリーの Fritzing を使用しています。

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OSが壊れてしまったので、インストールしてあったFritzingも消えてしまい、それ以来回路図をCADで書けずにいました。 今週は赤外線サーモグラフィー をThingiversに登録するために、回路図エディタを再インストールをして回路図を作成しました。 Fritzingとは フリーの回路図エディタで、簡単にブレッドボード上の配線や、回路図を清書することができるソフトです。 ・インストール方法 インストールは簡単で、ここから寄付するかそのままダウンロードして使うか選択し、「Donate & Download」を押して、Windows用のファイルをダウンロードします。

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そして適当なフォルダに展開し、マウスの右クリックでショートカットをディスクトップに作成すれば完了です。

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・簡単な使い方 起動して、左のパーツから部品をドラックアンドドロップで配置して、マウスで配線して行くと出来上がります。

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赤外線カメラの場合は、ブレッドボードとArduino Nanoと赤外線センサ、液晶、プルアップ用の抵抗二本、スイッチ三つです。 センサにはArudinoから3.3Vを供給し、I2Cの信号は、3.3Vに10KΩの抵抗でプルアップして使用します。 いつもながら簡単ですね。

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・部品の追加 部品の追加は、パーツの虫メガネを押しキーワードで検索してなければ、インターネット上を探しインポートて使う事になります。

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今回の場合は、スイッチサイエンスのセンサと、中国製の1.8インチの液晶は、そのものずばりがなかったので、説明のためGoogleで検索(例えば ”fritzing amg8833”のキーワードで検索したこことか)で探したAdafruitの部品をインポートして使って回路図を書いてみました。

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もちろん、Adafruitの部品を使っても、同じように組み立てられると思います。 部品の作成 インターネット上で部品が見つからない場合は、自分で作る事もできます。しかし、前回部品の作成中に、OSが壊れてしまったので、オリジナルの部品作成はまた今度にします。 簡単なもので良ければ、Coreパーツの”Mystery Part”として使う事もできます。

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まとめ Fritzingを使って出来上がった回路図が冒頭のものとなります。 おわりに 久しぶりにFritzingをインストールしたのですが、バージョンが2016年の0.9.3bから長い間変わっておらず、チョット心配です。

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バージョン更新が止まると、大手CADメーカに買収されたり、廃止になったり、有料版のみになったりします。 たまにはドネーション(寄付)しないといけないのでしょうが、以前ベクターでシェアウェアを購入した直後に、ユーザ情報の漏洩事件が発生したので、安くても中国業者との直接取引や海外サイトへのドネーションには抵抗があります。海外へのドネーションは、セキュリティとかの心配があるので、その気持ちがあってもなかなかできません。 (この辺りは仮想通貨が普及して解決してくれるはずだったのですが、当の仮想通貨がなんか変な方に行ってしまったので残念です。)

 

購入品情報

Fritzing を使ってみて気に入ったら寄付してあげて下さい。 解説本もあるようです。(中野島ロボットでは購入していません。)