idbox!からRostockを作る Day1 3Dプリンタとは?
はじめに
3Dプリンターとは、3Dのデータから実際の物体を作る機械です。
もし学校や友人が3Dプリンターを持っていれば、そこから3Dプリンターの部品を作って増やして行くことができます。
もちろん、3Dプリンターには、印刷した樹脂の部品だけではなく、モーターやネジなどの金属部品、コントローラー基盤などの電気部品が必要で、組み立てるための工具も必要となります。
そのための中学2年以上の技術家庭科の知識が必要になります。
3Dプリンターには、いろいろな種類がありますが、個人用で価格の安いものは積層方式のプリンターで、市販品では3万円前後で購入でき、私が2016年に最初に購入した3Dプリンターもこのタイプの JGAURARO A3 という中国製の組み立てキットでした。
紹介する3Dプリンターも溶かした樹脂を積み重ねて、3Dモデルのデータを造形して行くタイプです。
なぜ、3Dプリンターを一台持っているのに、3Dプリンターを作る必要があるのかと言うと、3Dモデルの印刷にはものすごく時間がかかるからです。
1cm四方の四角い形状を印刷するにも、3分くらいはかかります。単純に考えて一辺が倍の2cm四方になると、体積は
2×2×2=8倍
になるので
8×3分=24分
くらいかかることになるので、3Dプリンタが一台だどすごく時間がかかってしまいます。
(実際には中抜きして表面だけきれいに作ったりするので、この計算通りではありませんが、相当に時間がかかることは確かです。)
3Dプリンター部品の印刷にはノーミスでも20時間以上はかかると思います。
友達には気軽に頼めない時間ですが、部活等で少しづつ作れば一週間くらいで作れます。
これが二台になると半分の時間で済むからなのです。
(そもそも私が気が短いというのもあります。)
メモ:
・3Dプリンターとは、3Dのデータから実際の物体を作る機械
・溶かした樹脂を積み重ねて形を作る。
・一台の3Dプリンターがあれば、3Dプリンターを作ることができる。
・3Dプリンタの印刷にはとても時間がかかる。
用語集:
印刷:3Dモデルデータを実際の形状に出力すること
コントローラ基盤:3Dプリンターのモーターを制御する為の基盤