中野島ロボット

小さなロボットの自作記事を書いています。

週間中ロボ255 FF-XVを遊びたい。悔しいのでちょっと深入り

はじめに
Lenovo  ThinkCenter M75q Gen2でFFベンチの”動作困難”からの脱出を図ってみました。メモリ増設したらあと少しだったので、FF-XVが何とか遊べる程度にならないかを少し確認してみました。
benchmark.finalfantasyxv.com

FF-XVのベンチマークの数値と評価の基準表を載せておきます。
FF-XVベンチのスコアは8段階で、2000以下だと動作困難と判定されるようです。

ベースライン
FFベンチはベンチマークスコアの下にシステムの情報が表示されています。
OSはWindows11 CPUは AMD Ryzen 5 PRO 5650GE GPUはRadeon GraphicsでVRAMが495MBです。最初の状態でのスコアは 1265で評価は動作困難でした。

メモリデュアルチャンネル
メモリ増設後のスコアは1779に上がりましたが、評価は変わらず動作困難でした。
ベンチマーク設定は、標準品質の1920×1080のフルスクリーンでしたが、この設定だとシーンによってはカクカクするので、ちょっと遊ぶのは難しい感じです。

VRAMましまし
前回までの設定変更で、メモリをデュアルチャンネルにして、GPUへのメモリの割り当てを変えて、マシマシの2GBに変更しました。初期状態はAUTOで、動的に割り当てられる設定ですが、VRAM 495MBとベンチマークが判断しているので、その範で動いているはずです。ならばと、最大割り当ての2GBにBIOSで変更してみました。
ちゃんと認識されていて、スコアはだいぶ上げましたが、2000に後少し足らずに動作困難と判定されました。FF-XVはデュアルチャンネルにしても、VRAMは2031MBと4倍に増量してもそんなにスコアが伸びていません。

目標とするスコアにあと20なので、FF-XVは計測ごとに微妙にシーンが異なるのですが、何回か計測し直しましたが、動作困難からは抜け出せませんでした。見た目ではプレイ可能に見えますが、若干カクツキます。

何としても遊びたい
ならばと、画像の品質を軽量品質にして、解像度を1280✖720にしてみました。
結果はスコアが大幅に伸びて、評価は普通になりました。この設定なら標準的な動作が見込めるようです。

この解像度なら標準品質に上げてもなんとか遊べそうです。

高品質だと1280✖720でもダメなようです。

それではと、軽量品質のフルHDだと やや重いとなりました。

FF-XVのように視点操作が早いゲームでは、解像度を落してもあまり気にならないので、解像度を落とせば遊べそうですね。

もう少し古いゲームのベンチマークでも試してみます。FF-XIVです。
デフォルト状態は、1920×1080 高品質(ディスクトップPC)です。
評価は3740で”設定変更を推奨”で、下から3番目です。とりあえず遊べそうです。

標準品質(ディスクトップPC)でフルスクリーンにしてみました。スコアはやや快適になりました。

解像度を1280×720に落とすと、快適になりました。

まとめ
デュアルチャンネル化はとても効果が高く、VRAM増量も効果があるので、ちょっと古いゲームなら、解像度を下げるとなんとか遊べるレベルの性能があるようです。もちろんオフィス利用やブラウズ、動画視聴であれば、なんの不満もありません。

おわりに
2023/10/15 時点で、Ryzen 7000Gシリーズは発表されていませんが、マザーボードやメモリの価格を考えると、5000GシリーズのPCでしばらくつなぐのもよいかもしれません。
おしまい

購入品情報
CPUは価格のこなれた、Ryzen 5 5600Gがよさそうです。

マザーボードもAM5に比べると半値以下で入手できます。

M2 SSDもPCI Gen3ならPCI Gen4の半値で入手可能です。

メモリもDDR5に比べれば、半値で入手可能です。
2400円の出費でこの効果にはちょっと驚きました。メモリの増量はそもそも足りていなければ別ですが、目立った効果はないと思っていましたが、ゲームとなるとかなりの効果が見込めるようです。