はじめに
ロボットの目として使うために分解していた、ロジクールのWEBカメラC270 をラズベリーパイ4の為に元に戻しました。映像と音声がUSB端子一つでRPi4に取り込めます。
二軸のジンバルに付けていました。
ケーブルを戻して
ケースに収めたら
ネジを三本締めて、カバーを付けたら完成です。
後ろの固定用のヒンジは、ねじがゴムでふさがれているので外してはめ込みます。
ちょっと硬いのと、ピンに向きがあるので良く見ながら押し込みます。
復活しました。
分解してまた復活させる人は少ないと思いますが、逆をたどれば分解できます。
当時は1000円
程度でしたが、Amazonでは高騰して9800円とかで売られていました。定価は2310円なんですけどね。
HPによると
弊社では現在、前例のないウェブカメラの需要があり、できるだけ速やかにご注文に対応できるよう尽力しております。
だそうです。
税金と送料を入れると3000円くらいになるようです。だいたいAmazonと同じ位ですね。送料無料のショップでなければ、Logitechから直接購入した方が安くなります。
認識
RPi4のUSB端子につないで端末から lsusbで確認してみます。
Logitech Webcam C270 としてちゃんと認識されています。
インストール
一応VLCでカメラの映像が映ることは確認したのですが、音声が入力できているか分からなかったので、guvcview を Add/Remove SWで検索してインストールします。
説明 ”guvcview は Linux UVC ドライバーがサポートするデバイスからビデオをキャプチャー および視聴するためのシンプルな GTK+ インターフェースです。”
GTK+のランタイムも一緒にインストールされるようです。
インストールが終わると、メニューのサウンドとビデオに追加されていました。
動作確認
メニューからguvcview を起動すると、特に設定はしていませんが、640☓480のキャプチャ画面が表示され、イメージコントロール画面が開きます。
うちの室内灯はLED照明なのであまり関係ないかもしれませんが、電源周波数を50Hzに変えておきます。
このHD720 P対応のカメラは、解像度が1280 ☓ 720 でキャプチャできるいわゆるハイビジョンカメラです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/720p によると
だそうです。カメラに合わせてビデオの設定を変えてみます。
映像を取りながらは変えないと思いますが、ビデオフィルタもいろんな種類がありますね。ちょっと楽しい。
オーディオの設定はこんな感じ
映像と音がずれる場合は、Latency で変えるのかな。そんなにずれている感じはないので、設定はこのままにしておきます。
こっちもいろいろフィルタがありますが、Duckyでなんだろう?
録画
Cap Videoを押すと録画が開始されます。もう一度押すと停止します。
ビデオのフォルダが Pi直下なのは困ります。Videosフォルダがあるのにね。
設定はあるはずですが、とりあえずは自分で移動します。
デフォルのファイル形式は、.mkvで連番で作られて行きます。この形式のファイルはVLCで再生できます。また、HandBrake でも開けたので、他の形式にも変換可能です。
その他
何かの時に画面が白黒になってしまいました。よく見たら設定の彩度がゼロになっていました。 ビデオの設定を色々変えて色を調整するとものすごく綺麗に写るようになりました。さすがLogiCool
おわりに
無事元に戻せて、RPi4で起動し、音声も記録できることを確認しました。
Linuxでもとっても綺麗に写ります。これでRPi4でも動画撮影や静止画キャプチャ、音声入力が可能となりました。ロボットの目として使うか、3Dプリンタの動作確認用として使うかな。
おしまい
購入品情報
ロジクール C270 2700円くらい
一時期とても品薄でしたが、3000円以下になってきました。RPi4でもちゃんと使えます。当時は音声も入力できて1000円ちょっとだったので二台購入していました。
ロジクール ウェブカメラ C270n ブラック HD 720P ウェブカム ストリーミング 小型 シンプル設計 国内正規品 2年間メーカー保証
- 発売日: 2019/04/25
- メディア: Personal Computers
SG90用 カメラマウント 700円くらい
今では3Dプリンタがあるので、不要になっていますが、これにC270を分解してマウントしていました。 二足歩行ロボットにはカメラが必須と思っていましたが、少し歩かせるくらいならカメラもジャイロも要らないことが分かったのでお蔵入りしていました。
SG90用とありますが、サーボホーンを加工しないと付かないです。