中野島ロボット

小さなロボットの自作記事を書いています。

週刊中ロボ43 28BYJ-48 その2 ドライバULN2003Aとは

冬休み前に頼んだ部品が、続々と中つ国から届いています。 

5個で1150円、一個あたり230円。とっても安いです。

 

ULN2003A ドライバーボード

購入したステッピングモーターセットに付属しているドライバー基板です。

 付属のドライバー基板は、ICにULN2003Aを使用したものですが、Arduinoの4ピン使って、ステッピングモーターを一つしか制御できません。つまりArduino Nanoなら、3つしか(頑張れば4つまで)同時に動かすことができません。

 

ドライバ基板

ステッピングモーターを改造してRAMPSで動かしてしまうと、このドライバー基板が余ってしまいます。このドライバ基板が何かに流用できないか調査してみます。

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この基板に乗っているULN2003Aは、ダーリントン・トランジスタ・アレーで普通のDCモーター制御に流用できそうです。

www.tij.co.jp

 

ULN2003Aの仕様を調べてみると、7回路を50V、各500mAまでドライブできます。つまりモーターのON/OFF制御なら7回路同時に別電源で駆動できるのです。ただICとしての最大電流は2.5A までなので、500mAなら5回路までとなります。

 

この基板の応用を考えると、LEDテープを駆動したり、冷却ファンなどのそれなりに電流を食うものをArduinoから12Vで駆動する事ができるようになりそうです。

 

また、スイッチング速度が最大1μsecなので、数100KHz程度なら駆動できるようなので、もしかしたら大音量で圧電スピーカーを鳴らしたり、超音波センサーを高電圧駆動して測距距離を長くしたりできたりするかもしれません。

入力は、3.3Vと5Vの両方のロジック入力に対応して、出力をON/OFFできます。

 

ULN2003AはICソケットで取り付けられているので、ICだけ取り外して流用することもできます。(もちろん半田を外せばLEDとかも)f:id:nakarobo:20190126121338j:plain

 

おわりに 

 この基板もアイデア次第でいろいろ有効利用できそうです。間違えて購入してしまった、フルカラーLEDテープもこれでドライブできそうです。

時間があったらアイデアを試して見ます。

(といっても、Arduinoに繋げて、スケッチを書くだけですが。)

 

つづく