中野島ロボット

小さなロボットの自作記事を書いています。

週刊中ロボ300 2025年蛍光灯絶滅宣言

はじめに
中野島ロボットに残っていた最後の蛍光灯をLEDに換装しました。今回は古いナショナル(現パナソニック)のディスクスタンドを改造しました。おっとパナソニックももうすぐ社名変更らしいです。

当然ながら生産終了となっているSQ945Bと言う機種で、インバーター式の省エネのディスクスタンドです。

panasonic.jp

この形状が気にいって、いつかはLEDを並べてLEDディスクスタンドに作り直そうと思っていてまだ廃棄していませんでした。最近同じ形の蛍光灯型のLEDランプが販売されるようになっていたので、ランプを交換することにしました。

交換用LEDには二種類あり、ラピッドスターター型と直結型です。このスタンドはちらつきのないインバータータイプなので直結型を購入しました。

手順
直結型のLEDランプはインバーター基盤や蛍光灯安定器を取り外す改造が必要となります。

まずはランプを交換します。

蛍光灯ランプを手順通りに外して


LEDランプを取り付けます。ランプホルダーもぴったりです。

改造
といってもインバーター基盤をはずして入力と出力を直結するだけです。

f:id:nakarobo:20250118161317j:image

裏のネジを5個外して裏の四角い金属カバーを外します。

カバーを外すとインバータ基板がみえます。基板はネジ二本で止まっているので外してケーブルを半田ゴテで外します。

外した基板への入力とランプへの出力を半田付けして直結します。

熱収縮チューブで保護します。

裏面カバーを元に戻してネジ止して改造完了です。

確認
100Vコンセントにつないでスイッチオン!無事点灯しました。

手元照度で約3500ルクスでした。

ルクスメーターアプリだと4000ルクスを超えています。十分明るく、これくらいあれば植物育成ライトとしても使えそうです。
f:id:nakarobo:20250118095415j:image

消費電力は元は22Wでしたが、測定したら8Wに半減しています。

おわりに
このLEDは裏面がアルミのヒートシンク形状になっていて、消費電力も10Wしかないので、あまり暑くなりません。

お気に入りのデザインのディスクスタンドがまた利用できるようになりました。これまで約20年使ってきましたがさらに20年くらいは使えそうです。ひとまず蛍光灯の2027年問題は中野島ロボットでは二年前倒しで達成しました。

おしまい

購入品情報
FPL27型のLEDランプです。値段は1180円(税込み)でした。色はいろいろ選べるのですが、昼白色としました。

【商品仕様】
●消費電力:10W 実測では8Wでした。元が30Wくらいあったので、1/3になります。
●全光束:2000lm 結構明るいです。チラツキが無いのでインバータですね。
●口金:GY10Q 蛍光灯と同じでした。
●発光角度:210度 反射板はなくても大丈夫ですね。
●サイズ:54*25*245mm ぴったりはまりました。
●本体重量:130g 計測していませんが、蛍光灯より多少重くなるようです。
●カバー色:乳白色 良く拡散しています。
●材質:PC+アルミ とても良く冷えそうです。LEDは冷えると寿命が延びます。
●定格電圧:AC100V/200V(50/60HZ) 100Vで普通に点灯します。
●演色性:Ra>85 普通にきれいな色で見えます。三波長型の蛍光灯と変わりません。
●設計寿命:50000時間 一日10時間毎日使っても13年は使える計算です。
●環境使用温度:-20~+45℃ 十分です。

●色温度:5000K 自然な白さです。