中野島ロボット

小さなロボットの自作記事を書いています。

週刊中ロボ293 星のカケラを作る その4

つづきに
Amazonから紫外線LEDが届いたので、星のカケラの内側に組み込んで完成させました。

f:id:nakarobo:20241221101200j:imageLEDの加工
LEDは砲弾型だったので、星の内部で紫外線が拡散するように先端を5角形にダイヤモンドやすりで削ります。そして周りも磨いて全体を曇らせてより拡散しやすいように加工しました。

左が加工前のLEDで右がか加工後のLEDです。

発光テスト
半分の状態の一番大きな星でテストしてみます。いい感じに全体に拡散しているようです。

印刷
新しく購入した黄色の蛍光フィラメントを使って一度に6個づつ、2回に分けて印刷します。

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組み込み
印刷した星のカケラを集めて星を作ります。まずは6個づつ接着します。

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そして内部に加工した紫外線LEDを組み込みます。できるだけLEDの先端が中心にくるようにして仮止めします。

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次に二つを重ね合わせて仮止めします。
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最後にエポキシで全体を固めて完成です。f:id:nakarobo:20241221104018j:image

回路
回路と言っても100Ωの抵抗と紫外線LEDを直列に繋いで、USB電源に接続するだけです。このLEDは最大で20mA流せますが、計測すると17mA程度になっていました。

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おまけ
紫外線LEDが100個もあるので過負荷試験をしてみました。抵抗を繋がないで5V に直結すると100mA程度の電流が流れてさらに明るく点灯しました。すぐに焼き切れるということはありませんでしたが、徐々に電流値が下がってきて80mAを切るくらいになってきます。素子の温度が上がっているだけかと思いましたが、冷えた後も電流値は下がったままで復活しませんでした。短時間なら直結でも壊れることはなさそうですが、定格内で使った方がよさそうです。

おわりに
構想三年でやっとクリスマスツリー用の星を作ることができました。クリスマスになんとか間に合いました。f:id:nakarobo:20241222055139j:image

最近失せ物が多いので同じ方法でキーホルダーを作ろうかなと思っています。そうすれば、夜になって電気を消すか、紫外線ランプで照らせば発光して見つけることができると思います。

おしまい

購入品情報
通常黄色で暗くなると緑に発光するフィラメントです。LEDの室内灯でもほのかに光ります。

紫外線LEDには5mm径のものや拡散型(頭が平)な種類もあります。
これは5mmの砲弾型で、3mmのものよりも明るいと思います。

頭の平らな拡散型だと加工しなくても良く拡散すると思いますが、ダイヤモンドやすりで簡単に加工できるので砲弾型を買って加工する方がいいかな。