中野島ロボット

小さなロボットの自作記事を書いています。

週刊中ロボ292 星のカケラを作る その3

つづきに

頼んでいた新しいフィラメントが届いたのと、簡単に印刷できるようにモデルを変更してみました。

まずはフィラメントの紹介から
購入したフィラメントは OVERTURE のEASY PLAフィラメントで、黄色から蓄光してグリーンに光るフィラメントです。

スプールが紙ですが、それ以外は一見これと言った特徴のない黄色のフィラメントです。

まきはしっかりしています。精密コイルまきの様です。

太さは1.77mmでした。1.75mm±0.02と書かれているのでほぼ正確です。

触るとフィラメントの表面がザラザラしていてエクストルーダーが滑りにくくなっています。

紫外線を当てると蛍光してグリーンに光ります。

ライトを離してもちゃんと蛍光が残っています。

暗くするときれいなグリーンの光です。

星のカケラをテスト印刷してみます。形状は特に問題なく215℃で印刷できました。

発光テスト
うちで一番よく光る蛍光フィラメントとの比較です。

まずまずな光り方です。LEDの室内灯でも真っ暗にすれば蓄光してちゃんと光りました。蛍光は少し弱い感じがしますが、フィラメントの色が黄色なので良く光っているように感じます。

モデルの修正
最初に公開したモデルは、バラバラだとペンダントヘッドになるように造形していたのですが、印刷するときに寝かせて印刷するのでどうしても対称になりません。
どうせ星形にくみ上げるならと言うことで、底を平らにして立てて印刷できるようにしてみました。円筒形が得意なデルタ型のRostockNanoだと均等に仕上がりました。

このモデルならフットプリントが小さいので小型の3Dプリンタでも一気に大量に印刷できると思います。

いつもの3Dモデルサイトに追加してあります。オリジナルの75%にしているので、そのまま印刷するとクリスマスツリーにちょうど良い10cmくらいの星のカケラが出来上がると思います。

www.thingiverse.com

つづきに
頼んでいたUV LEDが届いたのが日曜日の夜だったので、点灯だけしてみました。

395nmのものですが、いい感じに光ります。

ずらしても十分蓄光しています。

消してもちゃんと蓄光して残ります。週末はこのLEDを仕込んで星のカケラを完成させようと思います。なんとかクリスマスには間に合いそうです。

つづく

購入品情報
通常黄色で暗くなると緑に発光するフィラメントです。少し弱いですが、LEDの室内灯でもほのかに光ります。

組み込みやすいように3mmの紫外線LEDを購入してみました。1個で十分光ります。フィラメントと組み合わせて、黄色の星のカケラを完成させたいと思います。