中野島ロボット

小さなロボットの自作記事を書いています。

週刊中ロボ301 デルタ型3Dプリンターを作るには今しかない・・・のかも

はじめに
今回はデルタ型のRostockNanoに使用している鍋敷き(ガラスベッド)の話しです。f:id:nakarobo:20250217084657j:image

RostockNanoに使用しているガラスベッドはガラス製の円形鍋敷きです。

160℃の耐熱ガラス製で直径は16cmです。
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今使っている鍋敷きは同じメーカの直径18cmのものですが、もう手に入らなくなっています。このサイズも在庫処分が始まっているようで一つ入手しておきました。

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加工
表面はでこぼこして使えないので、平らな裏側を柄の付いたシールを剥がして使います。f:id:nakarobo:20250217084844j:image

手ではがせるところまではがしたら、コーキング用のスクレーパーではがして行きます。これは中野島ロボットが3Dプリンターの造形物をはがすときに愛用している幅10mm刃先75mmのものです。このスクレーパーの厚みがちょうどノズルの隙間調整にピッタリで、とても重宝しています。

最後はステッカーリムーバーできれいにのりを落とします。

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シールはがしを使いましたが、これなんか良いかも

完成すると綺麗ガラスベッドになります。

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取付
3Dプリンターに取り付けるとこんな感じです。もともと16cmのガラスベッドが手に入らなかったので、18cmのものを使っていたのでサイズ感はバッチリです。
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ヘッドを端まで振ると1cmくらいの空きが有ります。f:id:nakarobo:20250217085246j:image

ガラスの厚みは約5mmあるので相当丈夫です。実際に使用するときはガラス用の飛散防止フィルムを貼るのでさらに丈夫になります。

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おわりに
今まで割れたことはありませんが価格が安い円形の耐熱ガラスを手に入れられるのは今しかないかも知れません。特注で買うと一万円くらいすると思います。いつかはデルタ型の小型の3Dプリンターを自作するつもりなら、今手に入れておいた方が良いと思います。

おしまい

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