中野島ロボット

小さなロボットの自作記事を書いています。

週間中ロボ230 LED水耕栽培二段に改良

はじめに
水耕栽培の仮実験の第一回目が終わりベイビーリーフが収穫できたので、とりあえずダイソーの300円LEDでも室内で野菜が栽培できることが分かりました。次に装置の改良に取り掛かります。

二段に改良
前回と基本的には同じ部品を使います。
 LED電球をつけるダクトレール 1100円
 LEDソケット 330円
 LED電球 330円
 ダクトレール用引掛けシーリング 110円
ダイソーのダクトレールをIKEAラックの底にネジ止めしてダイソーの普通のLEDを付けるだけなので、あっという間に完成です。

前回の製作記事はこちらですが、違いは一段目のレールから引っ掛けシーリングで電源を取るようにしたことです。つまり、レールの電源コネクタの改造は必要ありません。

www.nakarobo.com

完成
栽培棚が二段になりました。一段の高さは40cmなので、IKEAのこのラックだと、4段まで拡張できそうです。直接LEDライトの光が入るので暗く見えていますが、とてもまぶしいです。 
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LEDを消すとこんな感じです。

LED1灯下の実験
光量不足を心配して一段にLEDを2つ付けていましたが、途中からは生育が良いので、なんとなくLEDは1段に1灯でも行けるのではないかと言う気がしています。確かに光量が弱いと苗がもやしのようにヒョロ長くなってしまうのですが、芽生えて直ぐに強い光が必要なだけで、本葉が出てからは、ある程度弱い光でも生育して行くようです。

約一月半(45日)でベイビーリーフが収穫可能になりました。

なので一段あたりLED電球を一個にして実験をしてみます。うまく行けば、消費電力は同じで収量が二倍にできるかもしれません。

しかし
単純に一灯にすると光量が不足してしまうので、反射板で光を反射させて光量アップを目指してみます。
まずは反射なしで、光量を計測します。直下で3700ルクスと言った所です。
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次に背面にアルミの反射板を置いてみます。4100ルクスと400ルクス程増えました。
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今度は前面を覆ってみます。4650ルクスと、500ルクス増えました。
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確かに反射板が有ると光量が上がります。全面を覆うともっと光量を稼ぐ事が出来ると思いますが、空気の流れが無くなるので、蒸れるとカビが発生しやすくなると思います。空調機構を思い付くまでは、暫くこの状態で、実験を続けて行こうと思います。

おわりに
はたして冬でも室内で野菜は育つのか、しばらく二段で栽培実験を続けて行こうと思います。次はLED電球の自動ON/OFFと水やりの自動化を試そうかと思います。

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おしまい

購入品情報
この本を参考にしています。反射板の説明をこの本の中に書いてありました。

LED水耕栽培セット
LED水耕栽培セットはAmazonでもいろいろなものが売られているのですが、おしゃれなものはちょっと高いです。