中野島ロボット

小さなロボットの自作記事を書いています。

週刊中ロボ290 星のカケラを作る

はじめに
そろそろクリスマスなので、昔モデリングしていて作っていなかった星のかけらを蓄光フィラメントで印刷してみました。

モデリング
正十二面体からとげが伸びるようにしていつもの MS 3D Builderで造形しています。
一個一個はペンダント用の穴を開けてあるので、仮止めのままならバラして皆に配ることもできる様にしています。

www.thingiverse.com

印刷
蓄光PLAフィラメントを使ってRostockNanoで印刷します。元が正十二面体なので、6個づつ二回に分けて印刷します。

1/2の縮尺で1時間程かかりました。つまり12個で2時間かかります。

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LED照明でも電気を消すとほのかに光ります。

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組立
柔らかいクリアの接着剤で仮止めします。位置は角を合わせながら貼り付けます。
位置が決まったら30分ほど乾燥させます。完成するとこんな感じです。

このままでも良いのですが積層痕が目立つのとバラバラにならないように、二液式のエポキシクリアーで表面を少し厚めに固めます。持ち手がないので二回に分けて固めました。それぞれ30分ほど硬化するのを待ちました。

飾り糸を通せば、オーナメントにもなります。

室内灯ならほのかに光って、目が慣れてくるとだんだん良く見えてきます。

紫外線LED(ブラックライト)を充てるととても良く光ります。

おわりに
蓄光フィラメントは蓄光材がどの程度入っているかわからないのと、感度がバラバラなので、フィラメントの選択はカケみたいなものになってしまいます。室内のLED照明である程度光ってほしい所ですが、照明の種類にもよると思います。
このフィラメントはもう購入できないので、購入品情報に次に購入する候補を挙げておきますが、良く光るかは運しだいと言った所です。ただ、直射日光やブラックライトに当てればどれも良く光ると思います。
また、エポキシを乾燥させた後で、温度を上げると中だけPLAが溶けて積層痕がなくなるかはそのうち試してみたいと思います。

おしまい

購入品情報
PLAでは最安でしょう。良く光るかどうかは運次第です。

このフィラメントは評判が良いので良く光るのかもしれません。

蓄光フィラメントは実はあまり使い道がないので、少量四色組の方が良いかもしれません。

これはまだら模様に光るようです。

PETGのこれは購入していますが、残念ながら室内灯ではほとんど光りませんでした。

やわらかいTPU素材もありますね。ちょっと買いたいです。

ブラックライトを当てると良く光ります。

中心に少し空間を設けているので、紫外線LEDを組み込めばとてもきれいに発光します。中野島ロボットでは、385nmのものを利用しています。