中野島ロボット

小さなロボットの自作記事を書いています。

日経星新一賞落選記念 アインシュタインよ永遠に その5/5

作品タイトル アイシュタインよ永遠に

あらすじ
人工知能による人類史上最大の謎に挑んだ科学者の物語です。苦労の末人工知能の開発に成功し、ついに謎の答えを得ることに成功します。しかし、れよりも大事なものを見つけ、そっと心の中にしまっておく事にしたのでした。

しかしF博士の様子は違った。何ページにも渡る式を確認し終えて、
”そうかそういうことなのか”とつぶやいた。
”F博士どういうことなのです。私にも判るように教えてくれませんか”とN助手が言うと、F博士は”おーそっだった”と言うように、答えの解説を初めた。

”物質や光は量子でできている事は君も知っているだろう。そのエネルギーがeなのだが、それはプランク定数hと周波数vとの積で表され周波数に依存しておるのだが、この周波数をどんどん下げゆくとどうなると思うかね。エネルギーがどんどん小さくなって、ついには検出できなくなってしまうのじゃよ。しかし量子はまだそこにあるのだ”

”またエネルギーは質量に変換されることは、かのアインシュタインが証明したことで知られている。量子は波としての性質があり、それが先程の周波数なのだが、その波のエネルギーがゼロになる瞬間がある。そのときにエネルギーが質量に変換されて保存されているのだよ。

N助手はF博士の口ぶりから悟った。量子人工知能コンピュータが完成し、この楽な仕事が終わってしまうことを。量子人工知能コンピュータのカメラには不安げなN助手の表情が捉えられていた。

解説を続けるF博士の目の前で、突然量子人工知能コンピュータが輝き出し、量子人工知能コンピュータに続く膨大な電源ケーブルの束が、”どさりっ”とF博士の頭上に落ちて来て、F博士はそこからピクリとも動かなくなった。

何がおきたのか理解できないN助手に、”もう少しおしゃべりを続けましょう”と量子人工知能コンピュータがやさしく話しかけた。

おしまい

あとがき
今年こそは日経星新一賞に応募しようと思っていて、アイデアは温めていたのですが、そろそろ書こうかなと思って、通勤電車で日経のホームページを調べて見たら締め切り当日だったので、会社を定時で上がり、二時間程で書き上げあげました。しかし、落ちがいまいいちでしたね。今年はストーリーと落ちだけ考えて、文章はAIに生成してもらおうかな。

 

画像について
画像は無料の画像生成AIの Stable DiffusionにGoogle翻訳したセンテンスを読み込ませた生成させたものです。かなり良い感じです。

stablediffusionweb.com

このページを参考にさせていただきました。 

arakan-pgm-ai.hatenablog.com

なお生成された映像について著作権上の問題等ありましたら変更します。

参考書籍