つづきに
ゴールデンウィーク後にやっと発注した部品が、届き始めたのでちょこっと紹介します。
秋月電子編
最近は秋月電子でも11,000円以上なら送料が無料になっていて、中野島ロボットのロボット関連予算は月6,000円なので、二ヶ月分まとめると送料無料の買い物ができて少しお得です。また最近Amazonでは、コロナの影響かそれとも欧州戦争の影響なのか、部品が不足したり高騰したり送料無料でなかったりしているので、ある程度ほしいものがまとまるなら、秋月電子の通販を利用することが多くなりました。
1. リチウムイオンキャパシタ 250F 3.8V 680円 ✘5
ついに秋月電子でもリチウムイオン製品の取り扱いが開始です。これが出るのを待っていました。大容量のキャパシタでリチウムイオン電池の代わりに使えます。
このキャパシタの特徴は安全で長寿命と言うことです。ただ容量密度はリチウムイオン電池ほどではなく、ニッケル水素電池くらいなのですが短時間であれば2軸の「ちいさなロボット」であれば駆動できるはずです。また、飛行機械は高所からなんども落下するはずなので、リチウムイオン電池は使いづらいところです。
今まで秋月電子では大容量のリチウムイオン電池は取り扱っていませんでした。やはり安全性の問題や寿命のある部品は扱いづらかったのでしょうか。そんな秋月電子が発売を始めたのでまずは購入して試してみます。
これより容量の小さいものもありますが、値段からすると250Fのものが一番お買い得です。
250F 680円
150F 560円
100F 500円
30F 360円
2. Seeeduino XIAO BLE Sense 2680円(税込) ✘2
これは無線が使える小さなマイコンボードです。少し前に海外では発売されていたのですが、技適対応するとのことだったので、それを待っていました。これは飛行機械を遠隔操縦するために必要なものです。本来ロボットは自立して動作しなければなりませんが、開発途中では無線があると制御したり情報を送って分析することができます。開発が終われば、無線のない安いコントローラに変えることができます。
おっと秋月電子でも在庫僅かになっています。最近は欠品すると長期間入ってこなくなることがあるので、欲しい人は急ぎですね。
Amazonでも購入できますが、まだだいぶ高いです。
センサなしの Seeeduino XIAO BLE もありますが、BLE Senseの方は6軸ジャイロとマイクを積んでいるので、あとは距離センサをつければ、飛行機械のコントローラとして利用できます。
3.ドーム型スクリーン用カラー液晶プロジェクター 600円 ✘1
これは結構昔からある部品で、発売当時から気になっていたのですが、良い駆動方法が思いつかなかったのですが、パイピコ(Raspberrry Pi PICO)で駆動できる(たぶん)ので購入に踏み切りました。
ただ思っていたよりだいぶ大きく重いので、中野島ロボットが作るちいさなロボットには乗りそうにありません。バラして透過型液晶だけ取り出せば使えるかもしれません。
(。。。。当分死蔵しそうな気がします)
なおこの製品はAmazonには売っていない秋月電子専売品です。
4.格安ランプドライバ200個 750円 ✘1
本来はランプに使用するパワースイッチで、とにかく格安です。200個もあれば一生分といったところです。
40V5Aのスイッチとして激安で、一個あたり3.75円になります。5Vで外付け部品なしで、Arduinoから大電流がスイッチできるはずです。なにせランプ用(LEDではなく、普通の電球用)なので、肝心なスイチング応答特性が資料からは読み取れないのですが、中身は低損失のFETと保護回路のはずなので、高速に動作するはずです。
しまったローサイド品だった。ホントは「バイオレットちゃんの左手」用にハイサイド品がほしかったのですが、見落としていました。
でも200個もあるので室内栽培用LEDの制御ドライバや水耕栽培ポンプのDCモーター駆動、3Dプリンタのヒーター駆動等、いろいろ実験できそうです。この部品は5Aでリミッタがかかるのでその点でも安心ですが、40V 5A =200Wなんてそうは使わないな。
5.バイポーラステッピングモータ 1980円 ✘1
これは3Dプリンタの押出機に使用するステッピングモーターです。自作の3DプリンタのRostock Nanoのヘッドをステンレスノズルに交換したらなんとなくフィラメントの送りがきつくなっていて、時々滑っているようなので、パワーのあるこれに換装してみます。
本来は3Dプリンタの押出機にはこのサイズが必要なのですが、700円と格安のステッピングモーターで駆動していました。電流を増やしてもいいのですが発熱が多くなってしまうので、約倍のパワーのあるものに交換します。取り付け穴はNEMA-17規格で同じ位置なので、交換するだけでOKなはずです。
おわりに
あわせて小物も何点か購入しましたが、夏休みまでのロボットの部品購入はひとまず完了です。今回紹介した部品は順次評価して、情報を公開して行くつもりですが、ただ天気が良くなると、もう一つの趣味のウィンドサーフィンをしに海にでかけていってしまうので、いつになるかはわかりません。ちなみに、夏休みに取り組むロボットは、今回の部品購入で電源問題と無線コントローラが入手できて、重量問題の解決ができそうな飛行機械に決めました。
なお作りかけの飛行機械はこんな感じで止まっています。
おしまい