はじめに
前回飛行機械の作成を再開したといったばかりなのですが、寝耳に水のドローン規制強化です。
2020/12/6 国交省、ドローンの規制強化を検討www.itmedia.co.jp
今までは
200gの機体までは、トイドローンとして申請が不要でしたが、それが100gになるそうです。せめて150gなら何とか頑張れたのですが、100gとなると今想定している機体構成では厳しいです。
でどうするか?
サーボモータを三個(主翼に2つと尾翼に一つ)使う計画でしたが、二つにすれば10グラムの軽量化になります。でもそうすると制御は難しくなります。
または、電池を4本から2本に減らせれば30g減なので、何とかなるかもしれません。
いっそサーボモータをやめて普通のモータにすれば、”それだったらプロペラでいいじゃん”ってなるし、”それドローンで良くない”ってなるので困ったな。
(せっかくやる気が出てきたのに。。。)
一度ドローンの定義を調べておく必要がありそうです。
で現行の規定はこちらから
https://www.mlit.go.jp/common/001303818.pdf
羽ばたき機はドローンじゃない!
と言い切れるかも。
無人航空機とは「人が乗ることができない飛行機、回転翼航空機、滑空機、飛行船であって、遠隔操作又は自動操縦により飛行させることができるもの」と定義されており、いわゆるドローン(マルチコプター)、ラジコン機、農薬散布用ヘリコプター等が該当します。
一応上述の国交省の規定には「羽ばたき機」は入っていない。
またリチウムイオンでなければ、消化器等を準備・携行する必要がないそうなので、ニッケル水素(つまりeneloop)は大丈夫そう。
ゴム動力でも良いそうなので、勝手に飛び回るだけなら自動操縦にあたらなそうだけど、逃げないように紐でもつけておくか?それなら電池も外せるしね。
そもそも
姿勢制御用に尾羽に一つサーボモータを使うつもりでしたが、じつは二つの羽を制御できれば、尾羽は不要なんですね。コウモリに尾羽が無いのと同じです。
その分安定性が厳しくなるので、造形で頑張るか、センサとソフトで頑張る必要があります。
飛膜の造形
飛膜はTPU素材で作るつもりですが、idbox!で造形できるサイズが決まっているので、中野島ロボットが作れる翼のサイズは、150mm×130mmが限界になります。今のフレームに片翼づつ印刷すればちょうどそのくらいの大きさになります。
idbox!なら0.5mm厚のTPUの膜が作れますが、ちょっと重くなりすぎるでしょうね。
おわりに
せっかくコンテストが終わって、ブレークスルーしてやる気が出てきたんですが、規制強化とは。でも「羽ばたき機」は規制対象外と思って進めさせていただきます。国交省様!
おしまい
購入品情報
とっても鮮やかな緑のTPUです。800g 3300円くらい。これを使っています。
TPUの夜行色が出ていました。4400円くらい。欲しい・・・でも高いな
250gの小さなスプールのものもあります。 1800円くらい
TPUフィラメントも色が増えてきました。 250gでちょうど良いかも。