中野島ロボット

小さなロボットの自作記事を書いています。

週刊中ロボ209 左手の合間にドライバ基板をコンパクトに繋ぐ

はじめに
ロボットアーム”りょうわん”のステッピングモータードライバ基盤の固定方法を色々考えて、最終的にナイロンスペーサーで固定することにしました。

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購入品情報
買うと意外と高くて、20mmスペーサー一個で50円くらいします。三枚のドライバ基盤を3箇所止めするので、スペーサー6個とナイロンナットとネジも必要なので、500円位になってしまいます。

これはケースもついて320個入りで、1400円くらいです。結構な数が入っているのでオトクな気がします。

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材質はナイロン43です。
5〜20mmまでの4種類のスペーサーとスタッドが各20個のセットになっています。f:id:nakarobo:20220418124027j:image

届くまで
3Dプリントしたもので代用していました。PETGなら何とか使えますが、流石に耐久性は有りません。1〜2回組み付けると、ネジ穴が潰れてしまいます。なお穴だけのカラーならPLAでも作れますが、タップもダイスも切れないので、スペーサーは作れません。
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3Dプリンタで作ったものは加工精度が甘いので、組み付けると基盤が少し斜めになります。強く締めるとネジ山が潰れてしまいます。雰囲気を見たり、丁度欲しいサイズが手元に無いときの応急用ですね。
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組み付け
届いた20mmのナイロンスペーサで早速ステッピングモーターのドライバ基板を3連結してみます。
使用前:横置きにしてみましたが、「両碗」のサイズに比べてかなり大きいです。

使用後:さすがはナイロンきっちりかっちり留められました。

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横置きにしたときより随分コンパクトになり、小さなロボットアームに合うサイズ感になりました。

おわりに
左手の造形を考えたり、プログラムを考えている間に、全体も雰囲気に合うようにドライバ基盤もコンパクト化できました。なお、LEDの所は狭くてきれいに止まりませんでしたが、LEDが見えなくなるので3箇所どめで十分だと思います。また配線もまとめやすくなっています。
Arduino Nanoのコントローラーを秋月電子のDタイプにすれば、まとめて小さく実装出来そうです。

おしまい

Amazon情報
白のナイロンスペーサーもあります。