中野島ロボット

小さなロボットの自作記事を書いています。

週刊中ロボ45 28BYJ-48 NEMA17変換モデル登録 その2

この所はまっている28BYJ-48 ステッピングモーターのNEMA17への変換用のアダプターです。3Dモデルを公開しておきました。

www.thingiverse.com

 

はじめに

意外と人気で、公開して24時間で180Viewとなりました。皆さん欲しがってたんでしょうか?

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中野島ロボット的には、断然フィラメントスプールフォルダーの方が自信作で、使いがってが良く実用的なはずなのですが、判らんもんです。(こっちはこの一か月で34Viewしかない。)

 

せっかく

アクセスして頂いているので、モデリング時に気を付けた所をちょっと書いておきます。モデリングツールは、いつもの Microsoft 3D Builder です。

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自分で作る事にした理由

そもそも自分で作る前にThingverseを探したが、どのモデルも厚さがあり、印刷に時間がかかりそうだった。良さそうな薄いものをダウンロードして印刷してみたが、フランジの前に止めるもので、結果的に軸の有効長が短くなったしまって使えない。また薄すぎて強度が足りない。

 

モデリングで気を付けたポイント

その1 フレームの厚さは7mmあれば十分な強度が出せる。

その2 フレームを一周させ、強度を持たせた。

その3 フランジ部分を逃がしてできるだけ低くモータを止めるようにした。

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その4 NEMA17の穴にはM3ナットを埋め込んで、強力に止められるようにした。

その5 ケーブルを逃がせるように隙間を調整した。

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一度印刷して修正したポイント

その6 印刷チェックで、強度が足りなかったので、フレームを太くした。

その7 取り付けやすい様に、NEMA17と同じように角を丸めた。

その8 造形時間とフィラメントを消費を抑えるために中抜きした。

結構失敗もしていて、特にその6は印刷するまで判らなかった項目で、スライスした時に隙間が空いてしまって柔らかくなっていました。

 

こんな簡単なモデル

でも、Thingverseに上げるとなると、意外と気を使ってなんども造形し直しています。

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積み上げているのは失敗作。Thingverseに上げてからミスに気付いて慌ててアップロードし直すことも良くあります。

 

最終チェック

他のプリントとフィラメントで印刷して見て、隙間等を微調整する事もあります。

左から、idbox! PLA、 Rostock Nano PETG、idbox! PETG で作りました。 

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今回はそのままでOKでした。

 

おわりに

いまは28BYJ-48の12Vモデルの到着を待っているのですが、もしNEMA17の代わりに使えたら、最初はこれで動作確認しておいて、駆動力が足りなければ、NEMA17に換装そるだけで、モデルを作り直す必要がなくなります。

世界の人も同じような事を考えているんだろうか?

 

おしまい

 

購入品情報

 12Vモデルが送られて来るのを待っているのですが、中つ国アルアルで5Vモデルばっかりになったらどうしよう?