中野島ロボット

小さなロボットの自作記事を書いています。

週刊中ロボ45 3軸ロボットアームの制作 その5  CheapStepperライブラリを試す

3軸のめちゃ簡単ロボットアームの組立と動作確認を行います。 これを3Dプリンタで印刷して3軸ロボットの実験をして見ます。

www.thingiverse.com

 

ダウンロード

28BYJ-48の駆動力(トルク)が強くなる新しいArduinoのライブラリを試して見ます。

 

まずはライブラリをダウンロードしてインストールして、ソースコードを修正してゆきます。ライブラリ名は CheapStepperです。
www.arduinolibraries.info

https://www.arduinolibraries.info/libraries/cheap-stepper

このライブラリはずばり、安い中国製のステッピングモーター(つまり28BYJ-48)用のライブラリです。

Arduino 標準の Stepper と同じようにステップ単位で指定する事もできますが、専用なので角度指定で動かすメソッド(関数)が追加されています。

また、ブロッキングモードとノンブロッキングモードにも対応しています。

ブロッキングモードと言うのは、その角度に達するまで処理が戻ってこないモードで、ノンブロッキングモードと言うのは、指示だけ出して軸が動いている間に、他の処理ができるモードです。

 

ソースコードはGithubからもダウンロードできます。 

github.com

https://github.com/tyhenry/CheapStepper

 

 インストール

ダウンロードしたZIP形式のファイルをArduino IDEにインストールします。

インストールするには Arduino IDEを起動して、

 スケッチ→ライブラリをインクルード→ZIP形式のライブラリをインストール

でダウンロードした

 CheapStepper-master.zip

を指定します。

正常にインストールされると

”ライブラリが追加されました。「ライブラリをインクルード」メニューを確認して下さい”と表示されます。

 ファイル→スケッチ例→CheapStepper

があれば正常にインストールされています。 

サンプルとして

 cheapStepper_move

 cheapStepper_newMoveTo

 cheapStepper_simple

の三種類が選択できます。

 

このライブラリは角度でも指定できるメソッド(関数)が用意されているので、ストッパかエンドストップスイッチを付ければ、産業用ロボットのように、きっちり動かせるようになるはずです。

 

次回

Extremely Simple Robotic Arm のスケッチをライブラリに合わせて修正して行きます。

 

購入品情報

どうしても気になるので、確認のために12Vモデルの5個セットを購入しました。到着待ちです。到着次第駆動可能か確認します。(2/19に頼んで、到着予定は3月3日です。待ち遠しいです。)