ずいぶん前から作って欲しいと言われていた iPad スタンドをようやく作成しました。
つづき
モデルの改造方法を書いておきます。
中野島ロボットがモデルの作成に使用しているソフトウェアは、Windows10標準の「3D Builder」 です。インストールされていない場合は、Microsoft Store から ダウンロードして無償で使えます。
使い方は簡単なので直ぐに覚えられますが、こっちにも書かれています。
モデルのダウンロード
3DモデルのダウンロードサイトのThingversから、「DOWNLOAD ALL FILES」を押して3Dモデルと一緒にダウンロードするか、Thing Files を押して、"SimpleIPadStand.3mf" をダウンロードして下さい。もちろん無料です。
開く
3Dモデルのファイルを右クリックし、表示されたメニュから”プログラムから開く”を押し「3D Builder」で開きます。
このモデルは、幅4cm、長さ10cm、高さ12mmの緑色の四角形をちょっとくり抜いた作りになっています。
大きいグレーの四角形が iPad のつもりで、前の丸と四角が Apple Pencil のつもりです。
もう一つの楕円のグレーの部分は、樹脂の消費量を減らすためと安定性を出すための切り欠きです。これは切り欠かなくても良いのですが、少し柔軟性が出てタッチ操作がしやすくなるのと、3Dプリンタではスタンドの底面を完全に平らにできないので、ガタつき防止にもなっています。
型抜き
緑の四角から、グレーの部分をマウスで選択し 編集->型抜き で抜いて行くと、 iPad スタンドのモデルができあがります。
ひとつひとつ”型抜き”していっても良いのですが、グレーの部品を全て選択して、”グループ”化して、一回で型抜いても良いと思います。
ただし、複雑な形状になるとうまく型抜けない場合があるので、そうなった場合は、単純な形状のものから、ひとつづつ型抜いて行くとうまく行きます。型抜く順番でも上手くいったり行かなかったりするので、トライアンドエラーが必要になります。
角度を変える
ではiPadを保持する角度を変えてみましょう。オリジナルは80°ですが、グレーのiPad型を回転させて、70°にしてみましょう。そして位置を微調整します。
位置は床面から3mm程度上げた所が丁度いいと思います。3mmあれば樹脂でも十分な強度が得られます。
あとは同じようにグレーの部分を”型抜き”して、名前を付けて保存から STL format を選択して保存し、3DプリンターにSTLファイルを読み込ませて印刷すれば、オリジナルのiPadスタンドができあがります。
同じように簡単な操作でオリジナルの スマホホルダーや写真盾なんかもできるので、切り欠きや材質を工夫して楽しんでください。
最初から二つ使うつもりなら、横幅はこの半分でもいいですね。
おわりに
いままでで(たぶん)一番感謝された、3Dプリンターで作った”もの”でした。
購入品情報
透明フィラメントで作っても綺麗かなと思います。