はじめに
AMD Ryzen 5 8600Gと NVIDIA RTX A4000 の最大負荷時の消費電力を計測してみました。
消費電力
GPUを追加後のPCのアイドル時の消費電力は38Wでした。
FFベンチ中の最大値は270Wに達しました。
FF XVベンチ中の消費電力は平均的には約250Wといった所です。
Geekbench AI 中は 184Wでした。GPUが最大140WでCPUのアイドルが30W程度なので、ほぼそのまま電力に表れていると言った感じです。
FF XVベンチ中はGPUの負荷はほぼ100%でGPUの温度は徐々に上昇して90℃に達しました。
ベンチマークが終わるとすぐに温度が下がるので冷却は大丈夫なようです。
Geekbench AIをGPUで実行中の負荷は最大でも70%程度で温度も70℃程度でした。CPUはほとんど消費していないのでほぼGPUだけの消費電力です。
K45 は小さいケースなのでGPU増設後の排熱が心配でしたが、Ryzen5 8600GとA4000の組み合わせでも大丈夫なようです。
おわりに
GPUのアイドル時の消費電力増加は+10Wと言った所です。A4000のフル負荷時にはカタログ通りの140W程度を消費しているようです。A4000は消費電力が低く冷却もしっかりしていて非常に優秀です。それでいて音はエアコンをつけていればわからないくらいで静かです。
なおA4000を追加する前の Ryzen 5 8600Gのみの消費電力はこちらから
Ryzen5 8600Gのアイドル時の消費電力が高いのは、設定を詰めればなんとかできるかもしれません。
おしまい
購入品情報
K45には1スロットのGPUしか搭載出来ません。2024年時点でそこそパーワーがあって1SLOTなGPUと言うとNVIDIAのRTX A4000くらいです。消費電力的にもカタログ通りの140W程度で冷却もしっかりしていて小さいケースにも非常に優秀です。
消費電力は、TP-Linkのスマートプラグで計測しています。