今週のお題「まつり」夏休みなのでベンチマークまつりを実施してみました。
つづきに
K45の筐体になんとか詰め込んだ NVIDIA RTX A4000 の性能をちょこっと測定してみました。
ドラゴンクエスト X
標準品質のスコアは23689ですごく快適です。最高の評価です。
最高品質のウィンドウモードで実施してみます。こちらも最高の評価でした。
このベンチではCPUもGPUも1/3程度しか負荷もかからず、ファンも静かなままです。
FF XV
標準品質では非常に快適に動作します。これはFF XVベンチの最高の評価です。
品質を高品質に上げて実行するととても快適になりました。このあたりが限界と言ったところでしょうか。だいたいNVIDIA RTX 4060と同じくらいのスコアになります。
このベンチではCPUもGPUもほぼ100%使い切ります。当然冷却ファンも高速に回転します。
FF XIV 黄金のレガシー ベンチマーク Ver. 1.1
最近リリースされたこのバージョンもデフォルトで試してみました。
レポート出力も載せておきます。
ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク Ver. 1.1
計測日時: 2024/8/17 16:51:13
SCORE: 16322
平均フレームレート: 117.5154
最低フレームレート: 61
評価: 非常に快適
-非常に快適に動作すると思われます。お好みのグラフィック設定でお楽しみください。
ローディングタイム:
シーン#1 0.516sec
シーン#2 4.807sec
シーン#3 2.58sec
シーン#4 2.95sec
シーン#5 1.442sec
合 計 12.295secDAT:s20240817165113.dat
画面サイズ: 1920x1080
スクリーンモード設定: ウィンドウモード
DirectX バージョン: 11
グラフィック設定のプリセット: 高品質(デスクトップPC)
解像度設定
-グラフィックスアップスケールタイプ: AMD FSR (FidelityFX Super Resolution)
-ダイナミックレゾリューション(動的解像度)を有効にする: 有効
-適用するフレームレートのしきい値: 60fpsを下回った時に適用
-3Dグラフィックス解像度スケール: 100
描画設定
-LODを有効にする(遠影表示に簡易モデルを使用し描画負荷を軽減する): 無効
-草に対する動的干渉を有効にする: 有効
-リアルタイムリフレクション: 最高品質
-アンチエイリアス: TSCMAA
-ライティングの品質: 高品質
-細かい草の表示量: 最大表示
-背景の細かい凹凸表現: 高品質
-水面の凹凸表現: 高品質
-照り返しの表現: 標準品質
影の表示設定
-自分: 表示する
-他人: 表示する
影の表現
-キャラクターの影のLODを有効にする: 有効
-背景の影のLODを有効にする: 無効
-影の解像度: 高解像度:2048ピクセル
-影の表示距離: 最長表示
-ソフトシャドウ: 強く
-ライトの影の有効数: 標準
テクスチャ品質
-テクスチャ解像度: 高品質
-テクスチャ異方性フィルタ: x8
揺れの表現
-自分: 適用する
-他人: 適用する
画面効果
-周辺減光を有効にする(画面の隅を自然に暗くする効果): 有効
-放射ブラーを有効にする(爆発などで周囲に向かって画面をぼかす効果): 有効
-SSAO(立体感を強調する効果): GTAO:標準品質
-グレア(光があふれる表現): 通常表現
-水中のゆがみ表現: 通常表現
カットシーン効果
-被写界深度表現を有効にする: 有効システム環境:
Microsoft Windows 11 Pro (ver.10.0.22631 Build 22631)
AMD Ryzen 5 8600G w/ Radeon 760M Graphics
31853.809MB
NVIDIA RTX A4000
CrystalMarkRetro
定番となりそうなベンチマークも実施してみました。SSDのリードが遅いのがちょっと気になりますが、ちゃんと性能は出ているようです。
CPU(シングル)と2Dは、AMD Ryzen Threadripper PRO 5995WX + GeForce RTX 3070の環境で各スコアが1万点となるように調整されているそうですが、1万点を超えてます
AI性能測定
AI PCとしての性能を測定してみます。Geekbench AIを使ってA4000のAI性能を測定してみました。
参考
まずはGeekbenchのホームページからダウンロードしてインストールします。
Windows用をダウンロードしてインストールします。
Geekbench AIは有料版もありますが起動時にライセンス認証を後で(Later)にするとフリー版になります。
起動すると現在のシステム状況を表示します。まずはCPUからテストしてみます。そのあとA4000と内蔵GPUで測定しています。
スコアまとめ
スコアをまとめると以下のようになりました。
- CPU Ryzen 5 8600G 2943 809 4204
- NVIDIA RTX A4000 15838 26361 10259
- Radeon 760M(内蔵GPU) 6631 8902 4836
こうしてみるとAIを実行するにはGPUが有利なのがわかります。ただCPUの半精度スコアが809と異様に低いのは拡張命令が対応していないのか、GeekbenchがRyzen 5 8600GのTPUを使えていないからかもしれません。
またRyzen5 8600Gの内蔵GPUのRadeon 760Mもなかなか健闘している感じです。
個別スコア
CPU Ryzen5 8600G
GPU NVIDIA RTX A4000
GPU Radeon 760M(内蔵)
Geekbenchのフリー版の測定結果はGeekbenchの結果ページにアップロードされていて、他の人の測定結果と比較することができます。
今回測定した結果もアップロードされていました。
NVIDIA RTX A4000ならRTX 4090の半分程度、RTX3090の75%のAI 性能があることがわかりました。
ベンチマーク中はGPU温度はそれなりに高くなりますが、CPUをほとんど使っていないので、ファンは静かなままでした。
おわりに
今回は特にチューニングもしておらず、ブラウズしながらの測定だったのですが、NVIDIA RTX A4000とRyzen 760Mと合わせれば、だいたいRTX3090並みのAI性能を持っていると言えそうです。
K45の筐体サイズでこのスコアは立派なものではないでしょうか。それにRyzen 5 8600GだとGPUとはPCIe x8接続になるのでA4000の真の性能は出せていないのかもしれません。
将来的にはソケットAM5の最終版のCPUに乗せ換えるので、その時まで真の力は秘めたままにしておきます。(5年後くらいかな。。。)
値段は高いのですが、K45には現状ベストなGPUではないかと思います。これで生成AIを動かす事が出来ます。
おしまい
購入品情報
K45には1スロットのGPUしか搭載出来ません。2024年時点でそこそパーワーがあって1SLOTなGPUと言うとNVIDIAのRTX A4000くらいです。恐らくこれ以上の1スロットGPUは今後も出てこなそうなので、これが10年持ってくれたらと思います。
Ryzen5 8600Gの内臓GPUのRadeon 760MもそこそこのAI性能があります。
マザーボードは壊れなければ10年持たせたい所です。