中野島ロボット

小さなロボットの自作記事を書いています。

号外 原因判明 Windows10 ストア版 Arduino IDEからプログラムが書き込めなかった理由

はじめに

数週間前から急にWindows10 ストア版の Arduino IDE 1.8.6(Windows Store 1.8.14)から、Arduino Nanoにプログラムが書き込めなくなっていましたが、理由が判明したのでアップしておきます。

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原因

ストアアプリがアップデートして、ボードの設定が増えたが、Arduino Nanoのブート

ローダー設定のデフォルトが変更になっており、古いブートローダーを積んでいるArduino  Nanoと書き込み時に通信ができなくなっていた。

新しいArduino Nanoのブートローダーの書き込み速度(Overriding Baud Rate)が、115200 bps になってしまっていました。

 

対処

ツールー>プロセッサー>ATmega328P(Old Bootloader ) を選択する。f:id:nakarobo:20180913230111p:plain

こうすることで、書き込み速度が古いブートローダーの 57600bps になります。 

 

確認方法

ファイルー>環境設定ー>より詳細な情報を表示する で 書き込みをチェックしてOKを押し、書き込みを実施する。

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書き込み速度(Overriding Baud Rate)が、57600bpsになっていれば書き込めるはずです。書き込めたらチェックを外しておきます。

 

おわりに

 ローカル版は3Dプリンタ用、ストア版をロボット用に使い分けていたので、Arduino Nano 使いとしてはちょっとびっくりしましたが、これでまたストア版のIDEが使えるようになりました。