中野島ロボット

小さなロボットの自作記事を書いています。

週刊中ロボ151 今年も半年過ぎました

はじめに
早いもので今年ももう半分終わってしまいました。ラズベリーパイにかかりきりになっていて、なかなかロボット開発が進んでいません。今だに、まともにYouTubeが見れないラズパイ4がPCとして使えるとかとち狂った記事を見かけますが、さすがに諦めるか、本気出して使えるようにするかそろそろ結論を出さないとロボット開発が止まったままで、秋の文化祭に間に合わなくなってしまいます。
 

気を取り直して
もう直ぐ夏休みなので、今年もなんとかボーナスも出たし部品を少し購入しておいたので紹介します。買い物は気分転換になりますしね。

 

購入品情報
1.ラズパイ用UPS

まだラズパイと言う感じですが待機時の消費電力を下げられるかと言うのと、ロボットに搭載するために購入してみました。4000mAh✖3.7Vなので、14.8Whの容量なので、RPi4本体だけなら3時間は駆動できます。サーボを動かしても2時間くらいは駆動できそうです。つまり、PCとしては使えないラズパイ4が、ロボットコントローラとして使えるかを確認します。 

 

2.追加バッテリー
10000mAh✖3.7Vなので、37Whの容量の1のUPSボード用の追加バッテリーです。このくらいのバッテリー容量があれば8時間程もつ計算です。つまりRPi4がノートパソコンの代りに使えるかを検証します。
RPi4の消費電力がこれ以上(4W以下に)下げられないなら、長時間駆動にはこのくらいのバッテリーが必要かと思っています。 

 

3.TowerPro SG90 5個
在庫が減って来たので、追加で購入しておきました。やはり互換サーボは少し電気的な特性が異なるので、純正のSG90に統一して来ています。2足歩行ロボットと違って、少ないサーボのロボットを作っているので、純正である必要はありませんが、在庫が復活した時に買っておかないと入手できなくなってしまいます。今日見たらAmazonでは純正品が購入できなくなっています。

 

互換品ならこれか

これかな

 

  4.有機ELモジュール
I2C接続の有機ELモジュールです。白を購入しました。以前は青を購入して評価しましたが、消費電力も少なく、表示もなかなか良かったので白を追加で購入してみました。 

 

5.ベクトルネットワークアナライザー NanoVNAV2
電波が正しく出ているのか確認するための計測器です。以前は数百万円するような超高価な計測器だったのですが、すごい時代になったものです。機能もソフトウェアで追加できるし、電池も積んでポータブルなのも良い所です。
これで3GHzまで計測できるので、2.4GHzのWi-Fiが飛んでるいるかや他のワイヤレス機器の電波状況を見ることができるはずです。

その他にもレーダーモジュールの動作確認にも使う予定です。 既に購入しているレーダーモジュールはこれです。 

 

おわりに
順次注文した商品が届いているので、届き次第評価して行きます。かれこれ10カ月間もラズパイに振り回されていますが、未だに正式版の64ビット版は出ないし、チップの情報は出てこないし、やっぱりラズパイは”PCとしては使えない”となってRPi5まで休止かなと思いはじめています。
Chromiumでハードウェアアクセラレーションが効いてもYouTubeがまともに見れないようなら、PCとしてはどうやっても使うのは無理で、ロボット用にも消費電力周りのHW仕様が公開されていないので、これ以上は無理で、ほんとにソフトやドライバがどうしようもない状況なのにチップの仕様も公開せず、なんだかハードばかりが次々出てくるひどい状況です。これで4B+や4Aなんか出て来たら最悪です。
CPUがそこそこ使える性能なのにホントに残念です。本来ならRPi3B+の二倍の描画性能があるはずだったのですが、GPUの仕様が公開できないのならば、次はGPUをARM標準か、NVIDIAかAMDに換えて欲しいですね。それとRTCを搭載するか、内部の省電力タイマーの仕様を公開して欲しいです。

 

おしまい