Aruduino Nano Everyは、Aruduino Nanoファミリーの最安のプロセッサボードで、アメリカでは$9.9ドルから購入できるようです。
妄想
Aruduino Nano Everyをロボットに搭載したらを妄想してみます。
薄く仕上がる
Aruduino Nano Everyは、裏面に部品が搭載されていないので、ピンヘッダ無しを使えば、ロボットを薄く仕上げることができます。昆虫や亀のロボットに使用すれば、相当高さを抑えられます。
・薄型高速移動ロボットが作れそうです。
そうゴキブリタイプのような・・・
高速動作
プロセッサのクロックが1.5倍にスピードアップされているので高速に動作可能です。3倍とまではいきませんが、計算時間の少し足りなかったスケッチは問題なく動くようになると思います。
”新型をなめてもらっては困る” もしかしたら、内部も改良されていて、計算に必要なクロック数も減って、1.5倍以上にスピードアップしているかもしれません。
→ スペックシートを見る限り、これはなさそうです。
http://ww1.microchip.com/downloads/en/DeviceDoc/megaAVR-0-series-Family-Data-Sheet-40002015C.pdf
また、より正確なクロックが生成できるはずなので、フルカラーLEDやSPIのインタフェースも高速に動作するようになっているかもしれません。期待したいのはLCDへの表示が早くなっていることです。
・LCDをロボットの顔に使えば、表情豊かなロボットが作れそうです。
waves 0.96インチ IPS 液晶ディスプレイ SPI 80x160ピクセル 65 k フルカラー モジュール ST7735
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複雑なプログラムに対応
1.5倍フラッシュや3倍にRAMのメモリも増えたので、できる範囲が旧型よりも広がります。ただEEPROMの容量が減っているので、旧ボード用のスケッチの利用には注意が必要です。
特にRAMの必要な画像処理や複雑なアレイセンサ入力が処理できるようになると思います。RAMのアクセススピードがどうなっているのかも気がかりです。
→ クロックなりのようですので、1.5倍にはなるようです。
・ カメラを使った、簡単な画像処理ロボットができそうです。
特にARMプロセッサが強力
なので、なんとかハックすれば、音声合成や音声認識なんかもEveryだけで実装できるようになりそうです。
逆にARMプロセッサ側をメインのコントローラに使って、ATmegaプロセッサの方をサブのHW制御やリアルタイム制御に使ったりと夢が広がります。
マルチプロセッサシステムの勉強にも良いかもしれません。
・音声合成と音声認識、機械学習等のAIロボットを単独で作れそうです。
つづく