ついついDigiKey で買ってしまったArduino Nano Every
まとめ
Arduino Nano Everyの簡単なレビューしてきましたが、こらからは純正の Arduino Nano を購入して使う場面は、もうほとんど来ないかなと思います。
価格も安く同じ周辺機器が利用でき、EEPROMの容量以外はすべて上回って、Arduino Nanoと同じサイズです。
また、300円から400円程度で入手できるクローンからすると、まだ少し高価ですが、純正の安心感と基板の出来の良さからして、現時点では Arduino Nano Everyのクローンが出てくるまでは、ロボット工作ベースのプロセッサとしては、これを使用した方が良いと思います。CPU速度が速くなり、メモリ容量も増えていているので、多少割高ですがお得感もあります。
周辺回路はそのまま使える
Arduino Nano Every は電源が5Vなので、これまでのシールドや周辺回路はそのまま使えます。
シリアルが高速化
シリアルは1Mbpsが可能となりました。旧型の時は115200bpsを使っていたのですが、8.6倍高速に動作するので、ホストPC側と通信するスケッチでは、速度が速く有利かもしれません。また、プログラムの転送速度もずいぶん早くなりました。
可能性
EveryはUSBシリアル変換に贅沢にもARMコアのプロセッサを使用していて、プログラムの書き換え方も公開されています。例えば、ホスト側からの通信をある程度処理したり、ATMega4809 側からのコマンドで、計算処理を肩代わりしたりできると思います。
但し失敗すると、Arduino Nano Every が純正として使えなくなってしまうので、この部分はどうしても必要になってから試してみることにします。
(それまでに誰かが、ハックしてくれているでしょう)
ここだけ注意
唯一残念なのは、EEPROMの容量がちょっと少なくなっているので、ここを積極的に使っていた人は要注意です。EEPROMの容量が足りない場合は、外部にMicroSDカードを増設するか、I2CのEEPROMを増設すればよいので、多くの場合はあまり重要ではないのかもしれませんが、ちょっと残念です。
おわりに
僕が作っている小さなロボット工作には、旧型のArduino Nano でもそんなに苦労しないと思いますが、Arduino Nano のクローンの在庫はこれ以上積み増さずにおこうと思います。徐々に、Arduino Nano Every を使っていくことになると思います。
おしまい
Amazon情報
EveryのEEPROMの容量が足りない場合は、このリアルタイム時計モジュールを増設するのかお勧めです。このモジュールはリアルタイムクロック以外に、I2C接続の AT24C32と言う32KバイトのEEPROMを搭載しています。
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一個200~300円で購入できます。もちろんリアルタイムクロック機能を作成物に追加して、時計として使っても良いと思います。