中野島ロボット

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週刊中ロボ72 Arduino Nano 新型登場! その5 気になる機能

Aruduino Nano Everyは、Aruduino Nanoファミリーの最安のプロセッサボードで、アメリカでは$9.9ドルから購入できるようです。

store.arduino.cc

 

 

Arduino Nano Everyの気になる機能 

USBシリアル変換として搭載されている、ARMのSAMD11-14プロセッサが気になります。つまり、この新しいAruduino Nano Everyは、マルチプロセッサのボードに進化しています。

 

解説文も気になる言い回しです。

An SAMD11 ARM Cortex M0+ processor acts as a high performance USB to serial converter that can be re-programmed by skilled users to expand further the applications of this board.

SAMD11 ARM Cortex M0+プロセッサを高性能なUSBシリアル変換として使っているので、スキルがあるユーザがプログラムを変更すれば、このボードのを使ったアプリケーションをものすごく拡張できるよ。

 

どうやって、このARMに新しいプログラムを書き込むことができるのか謎ですが、もしかしたら何らかのUSBからの書き込む仕組みが提供されるのかもしれません。

 

プロセッサの仕様

 このスーパーサブと言えるARMのプロセッサのスペックが結構強力です。スペックシートを見ると、クロック48MHz、ハードウェア乗算回路内蔵で、Flash16K 、SRAM4Kです。

http://ww1.microchip.com/downloads/en/DeviceDoc/Atmel-42363-SAM-D11_Datasheet.pdf

計算速度はメインのプロセッサの ざっと5倍は早いでしょう。

 

問題は

ARMプロセッサのピンがAruduino Nano Every の外部端子には、シリアルとUSBのラインとしてしか出ていないので、ARMプロセッサ内蔵しているADCやDACの機能はそのままでは使えないようです。

 

利用方法
シリアルでデータを送り込み、高速に計算をさせる数値演算アクセラレータとしての使用がメインになるかもしれません。 難しい計算処理は全部任せた方が良いくらいです。

 

 つづく

 

Amazon情報

旧型の 純正はこれです。(ちょっと高いけど)

新型のEveryはARMプロセッサ部分のハックの方が盛り上がるかもしれません。

Arduino Nano

Arduino Nano