Aruduino Nano Everyは、Aruduino Nanoファミリーの最安のプロセッサボードで、アメリカでは$9.9ドルから購入できるようです。
Arduino Nano Everyの気になる機能
USBシリアル変換として搭載されている、ARMのSAMD11-14プロセッサが気になります。つまり、この新しいAruduino Nano Everyは、マルチプロセッサのボードに進化しています。
解説文も気になる言い回しです。
An SAMD11 ARM Cortex M0+ processor acts as a high performance USB to serial converter that can be re-programmed by skilled users to expand further the applications of this board.
SAMD11 ARM Cortex M0+プロセッサを高性能なUSBシリアル変換として使っているので、スキルがあるユーザがプログラムを変更すれば、このボードのを使ったアプリケーションをものすごく拡張できるよ。
どうやって、このARMに新しいプログラムを書き込むことができるのか謎ですが、もしかしたら何らかのUSBからの書き込む仕組みが提供されるのかもしれません。
プロセッサの仕様
このスーパーサブと言えるARMのプロセッサのスペックが結構強力です。スペックシートを見ると、クロック48MHz、ハードウェア乗算回路内蔵で、Flash16K 、SRAM4Kです。
http://ww1.microchip.com/downloads/en/DeviceDoc/Atmel-42363-SAM-D11_Datasheet.pdf
計算速度はメインのプロセッサの ざっと5倍は早いでしょう。
問題は
ARMプロセッサのピンがAruduino Nano Every の外部端子には、シリアルとUSBのラインとしてしか出ていないので、ARMプロセッサ内蔵しているADCやDACの機能はそのままでは使えないようです。
利用方法
シリアルでデータを送り込み、高速に計算をさせる数値演算アクセラレータとしての使用がメインになるかもしれません。 難しい計算処理は全部任せた方が良いくらいです。
つづく
Amazon情報
旧型の 純正はこれです。(ちょっと高いけど)
新型のEveryはARMプロセッサ部分のハックの方が盛り上がるかもしれません。