今回のプロジェクトの処理の肝は「よつあし」の「知性化イニシャル」です。
GR-LYCHEEならArduinoと違ってパワーがそれなりにあるので、画像を取り込んで顔認識したり、ほんとに機械学習したりもできるのでしょうが、さすがに開発の時間が足りません。
処理と言っても、ほんとの「知性化」はできないので、「イニシャル」です。
ほんとは、AIや機械学習をさせて知性化すればこんな風iになりますよっと言えれば良いので、知性があるっぽく見えるモーションを考えて行くので「イニシャル」としています。ほんとはAIを使うところを、それらしく見せる事を第一に考えます。
そもそも知性とはなんでしょうか。人間はどんな時に知性を感じるのでしょうか。
たとえば、粘菌やダンゴムシやアリやカマキリに知性はないはずですが、動きによっては知性を感じずにはいられない場合があります。それが本能であっても、見た人が知性があると思えれば、それが「知性化イニシャル」なのだと思います。
たとえば「粘菌の経路探索」という事象がありますが、粘菌が移動する場合になぜか最適な経路を選ぶというものです。現在のコンピュータでも難しい最適経路を探し出してしまいます。
また、「ダンゴムシの交互ターン」と言う事象は、ダンゴムシが壁に当たると、一回目は右、二回目は左に曲がると、いつの間にか迷路を抜けてこれまた最短経路でゴールにたどり着くというものです。
アリの行列や役割分担、カマキリの指なめなども、なにかの知性を感じずにはいられません。
知性を感じるかどうかは、実はそれを見る人間がかってに決めていることが多いようです。
実はプログラムだったり、本能だったりするものが、あたかも人間らしく振舞えば、知性があると錯覚するのです。
たとえば、子犬に話しかけると首を傾げるしぐさを見ると”考えてる”と思ってしまいます。また、イルカは良く知性が高いと言われますが、網で囲われると上を飛んで逃げる事ができないなど、実際は知性がたいして高くないにも関わらず、人間から見て可愛くてそれらしい動きをすると、ついそう思ってしまうのかもしれません。
で本題の処理ですが、例えばスイッチが入った時に、直ぐに動くと機械っぽくなるので、一応考えるふりをして動かすようにします。子犬の戦法ですね。
取り敢えず今回の処理は
「センサから入力があってもすぐに動かずに、考えたふりをして動き出す」
処理とします。
ほんとは「考えるふり 」ではななく、将来的にはAIを動かせるようになればその処理を入れ替えれば「知性化イニシャル」卒業になりますが、他にもいろいろ思いついて、時間があれば実装しようと思います。(たぶん思いつても時間がない)
おわりに
詳細設計はこれで終わりです。
後はプログラムを作って動かすのみ!
(間に合うのか・・・?)