週刊中ロボ04 赤外線サーモグラフィー ケースを作る
はじめに
押しボタンスイッチが来て基板が完成したので、次はケースを作りはじめます。
ケースはWindows10標準の3D Builderで3Dモデルを作成します。
作成したモデルを、各部品毎にSTL形式で保存し3Dプリンタで印刷して作ります。
試作に使うフィラメントは、強度より加工のしやすさ、美しさや印刷速度より価格の安さを優先しています。
左側で、木質フィラメントで外側ケースを印刷し、右側は強化PLAで前後パネルを印刷しています。
3Dプリンタが二台あると印刷時間を半分にできるので、気の短い人には良いと思います。
木質フィラメントはヘッドが詰まり易く、ゆっくり印刷しなければなりませんが、柔らかいので印刷後にデザインナイフや彫刻刀で容易に追加工することができます。
温度で色が少し変わります。硬さは段ボールとMDF板の中間ぐらいで、削り易いです。
価格の安い強化PLAは、反ったり定着不良を起こしたりするので最終品には使いずらいのですが、試作では印刷物が多少反っても問題ないので価格を優先して使っています。
また、普通のPLAだと硬くてドリルで穴を開ける事も難しいのですが、強化PLAだとドリルでは簡単に穴があけられ、やすりもかけられるので、試作では良く使っています。
出来が良ければそのまま使う事もあります。
完成品ケースには、軽くて強度のあるPETGを使うつもりです。PETGは色もきれいで、反りが発生しにくい利点があります。色はまだ決めていません。
おわりに
ソフトウェアを仕上げてケースを最終品にして、完成となりますが、次回で終わるかな。
購入品情報
最近AMAZONでPETGフィラメントの種類が増えてきました。
家には、透明、青、白、黒、赤、黄、緑と揃ってきました。出た時はコメントがさんざんでしたが、見直されてきたのでしょうか。PETGフィラメントは、PLAやABSの様に時間がたっても劣化しないように思います。
この色も綺麗そうで気になります。