ずっと気になっていたPETGカーボンフィラメントを遂に購入しました。自作の3Dプリンタ Rostock Nanoで確認しています。
テスト印刷その3
つづいてこのモデルを印刷してみます。
昔から使っているこのモデルを使って、造形の設定変更を行って調整を行って行きます。
いままでこのモデルを使った最高傑作は、導電性フィラメントを使用したときのものです。
(この再現を期待してPETGカーボンフィラメントを購入したのでした。)
設定変更
中野島ロボットでは、フィラメントの特性によって
試作 WOOD(削れる)、PLA(速い、安い、綺麗)
構造材 PETG 、ABS、PLA (柔らかい順)
表面材 TPU、PETG、PLA (柔らかい順、安全な順)
と使い分けています。
PETGカーボンフィラメントは表面材としてではなく、構造材として購入したものです
が、モデル表面の造形に使えるのか、印刷設定を変更して綺麗に造形できるようになるかを確認してみます。そのためにノズルを0.8mmから0.5mmに変更しました。
左が0.8mm 右が0.5mmのノズルの新品時
造形テスト
造形設定は標準設定で確認してみます。
温度 235℃
速度 40mm/sec
品質 0.25mm
インフィル 30%
左が強化PLA、右が導電性PLA、そして真ん中がカーボンPETGフィラメントです。
結構垂れています。やっぱり色はグレーですね。
このフィラメントは表面がデコボコしているようで、ノギスでしっかり挟むと1.76mmなのですが、緩くはさむと1.85mm程度あります。
意外と太くてエクストルーダーが滑らないので、フローが多くなってしまうのかもしれません。
フローを調整してみました。真ん中がPETGカーボンフィラメント
少しよくなりましたが、まだ垂れていて、表面がプチプチしています。
冬はフィラメントの温度は、設定よりも高くなってしまっているのかもしれません。スライサー表示では215℃でも、ヒーターと温度センサーとの距離の関係で、実際のノズル位置では260℃とかになっているのかもしれません。なので、フィラメントが焼けて白くなってしまっているのかもしれません。
温度を多少下げても層間結合の強いPETGが基材なので、詰まるギリギリまで温度を下げてみても良いかもしれません。
購入品情報
期待のPETGカーボンフィラメントですが、まだ☆☆☆です。
SHINA 炭素繊維充填 PETG フィラメント 1.75 mm 3Dプリンタ材料 黒 1KG(2.2LBS) スプール
- 出版社/メーカー: SHINA
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