中野島ロボット

小さなロボットの自作記事を書いています。

週刊中ロボ05 格安GPSモジュールの利用方法 とおまけ

はじめに 以前購入していた、格安GPSモジュールを動かしてみました。

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もしかしたら、ロボットに乗せるかもとか考えていましたが、使えなかったらGPS時計を作ろうと思っていたのでした。 GPS時計とはGPSの電波を使って正確な時刻を作ります。 いまはスマホや、カーナビなんかもGPSの電波を使って勝手に正確な時刻に合わせます。 これとArduinoがあれば、いつでも正確なGPS時刻が得られます。 PCとかは外部に時刻を取りにいって同期します。これを自前で持って、それに合わせれば、家じゅうの時計が外部に取りに行かなくても、いつでも正確な時を刻むようになるのです。 さらにこのモジュールの良い所は、1PPS端子があること。 設定すれば、ここから必要な周波数が作り出せるので、これを使って正確な周波数を作る事ができます。つまり、周波数標準器が自宅にできあがるのです。 GPSの電波を受けていれば、精度が保証される超精密周波数発生器になるのです。 で、このモジュールの動作確認を行ってみました。 動作確認の為の接続は、USBシリアルケーブルを使って、PCと接続して、Arduino IDEのシリアルモニタを使って行います。 GPSモジュールにピンヘッダをはんだ付けして、USBシリアル変換ケーブルを  赤 +5V  黒 GND  白 TXD  緑 RXD として接続します。 トラブル発生 Arduino IDEのシリアルモニタで9600bpsに設定して動作確認完了と思ったら、USBシリアル変換ケーブルをPCをが認識していない。 これはPL-2303HXと言う古いICを使っていて、それがWindows8や10では動かないのでした。 なんだか、中国の模造品対策で動かなくしたとか、もう古いのでサポートしなくなったとか言われています。 Windows10には標準でこのICのドライバーが入っていて、自動でドライバをインストールするのですが、エラーになり動きません。 昔しWindows8で動かしていたはずなのですが、手順を忘れてしまって、Windows10で動かない。 いろいろ徘徊した挙句、昔のドライバーに変えて動くようになりました。 以下に記録としてメモを残しておきます。 ・秋月電子の古いドライバーをダウンロードして来て、インストールする。  PL2303_Prolific_DriverInstaller_v110 ・ドライバの再インストールで、対応するドライバを選択する。

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で認識されました。 気を取り直して動作確認

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動作はしているのですが、窓を開けてアンテナを外に出さないとロックしない程感度が悪く、GPS時計としても、周波数標準としても、ロボットとしても家の中では使えないという事が判りました。 家の窓ガラスは網入りなのですが、それが良くないのでしょうか。 一階なんてさらに、鉄格子とアルミの雨戸がありますから、全く受かりません。 壁に寄せた方が電波が強くなるくらいです。 普通は窓の近くに持って行けば感度が上がって行くのですが、窓から離した方がよくなるなんて。 デバイスメーカのUblox社のソフトウェアでも動作確認してみました。

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外に出れば、衛星もバッチリ捉えて問題ありません。 おわりに やはり外部アンテナを何とかして、GPS時計にするかな。でも、ベランダにアンテナを出しても、どうやって引き込むかとか、落雷や誘導雷対策はどうするとか考える必要があります。 アンテナを変えると良くなるかもしれませんが、なにせGPSアンテナよりも安いGPS受信機なので、もしかしたらもう出番はないかもしれません。 格安GPSモジュールの実験でした。 おまけ 赤外線サーモグラフィーのケースが完成しました。シャッターボタンを押すと、EEPROMに記録します。

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レンズキャップも作ってみました。サイズは横62mm縦、42mmのほぼGoProサイズ。

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今はソフトを清書中です。そろそろ Thingivers にあげようかな。

 

購入品情報 GPSモジュール

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