最近話題のはやぶさ2を印刷しました。綺麗に印刷できるまでのモデルの修正方法を書いて行きます。
再度印刷
「はやぶさ2」のモデルの修正が終わったので、再度印刷してみます。
プリンタ変更
プリンタを自作のデルタ型 RostockNanoから、デアゴスティーニのidbox! に変更しました。
やはりこういったカクカクしたモデルは、X-Yガントリータイプのidbox!の方が綺麗に印刷してくれます。
逆に円筒形のような造形物は、デルタ型の方が綺麗に感じます。
なぜなのか
idbox!ような、X-Yガントリータイプは、軸に平行な直線で造形する場合は片方の軸のステッピングモータしか動かさないので、安定して綺麗な直線が引けますが、デルタタイプは絶えず三つのモータが動いているので、造形のタッチが甘くなりやすいです。
X-Yガントリータイプの弱点は、Z方向はX,Y軸とは駆動方法が異なるので、どうしても造形物の横シマシマが目立ちます。またZ軸方向に長い物体の印刷が遅いと言ったデメリットもあります。
また製造時に各軸の直角が綺麗に出ていないと、Z軸(つまり積層方向)に造形物が斜めになったりします。このあたりはデルタ型の方がやさしい感じに仕上がります。
なお、H型は三軸それぞれが別の駆動方式なので、小さいモデルの造形にはあまり向きません。
つづく
購入品情報
もともとPLAは半透明の樹脂ですが、PLAの透明フィラメントは混ぜ物をして透明にしているので、特性がちょっと違いますので購入時は注意が必要です。
あと色々選択肢が増えていてうれしいのですが、特性はまちまちでしょうね。