中野島ロボット

小さなロボットの自作記事を書いています。

週刊中ロボ257 GUGENに応募してみます

はじめに
秋の文化祭として GUGEN2023に応募してみました。https://gugen.jp/subscriptions/work/1349

作品タイトルは ”The ISU" =座椅子 です。

これなに
ってどこからどう見ても”座椅子”です。オプションで背もたれが付きます。

デザイン・コンセプト
この作品の特徴は座面の高さが調整できることです。このイスさえあれば、背の低い人も、背の高い人も、同じテーブルに付くことができます。また邪魔にならないように足をたたむこともできます。
四角い形状なので、ホールなどに並べておくこともできます。

機能性
イスの座面高さを35cm~55cmまで連続して調整できます。座卓モードの時は15cmになります。

それに足が個別に動かせるので、自分の丁度良い角度に座面の傾きを合わせることができます。体勢に制限がある人や自分ではイスが

動かせない人も、このイスなら対応できます。お気に入りは、仮眠モード(座面を後ろに倒した状態)を搭載していることです。

モデリング
いつものMS 3D Builder でモデリングしました。

部品はフレーム、脚四本、外皮、背面パネルとオプションの背もたれを入れても、かなりの最適化をしています。

プリント
久しぶりに2台の3Dプリンタを土日の二日間フル稼働させて作成しました。一体成型するには家のプリンタだと、これくらいが限界で、白いのはPLAで、黒はカーボンPLAです。木目はシートを貼っています。

オプション機能
中野島ロボットが作るのですから、もちろん足つきロボットでこの座椅子も4足歩行することができます。

ちょっとコントローラが間に合わなかったので、機械生命体のコントローラでモーションを作成しました。(走らせるところまでは行きませんでした。)

youtu.be

基本的には過去に公開している「ナノ四駆」と同じ駆動方法が使えるはずです。

www.nakarobo.com

このイスは将来的には、自分で移動してきてレイアウトを変更したり、片づけたりすることができるようになる想定で作っています。
電源はキャパシタなので、ほぼ半永久的に使えるはずです。

おわりに
今週はいつかは作ろうと思っていた椅子型ロボットを1/10のサイズ感で”具現化”してみました。まだモーションは作っている途中なのですが、歩かせるのは他の四足歩行ロボットと同じなので、気が向いたら公開しようと思います。
ただ、ロボットとしては特に難しい事はないので、モデルは公開しないかもしれません。3Dモデルが欲しい人は、GUGENの(・∀・)イイネ!!をお願いします。
このイスが実現したら、多くの場合イスは買い換えなくて良くなりますね。いつかはフルサイズで作ってみるかな。

おしまい