中野島ロボット

小さなロボットの自作記事を書いています。

週刊中ロボ302 RostockNanoの高精度化 その4 4010の悪夢再び

はじめに
連休があったのでRostockNano初号機の冷却ファンを4010ブロアーファンに交換したが、どうも造形がうまくいかなくなってしまった。

4010 ブロアーファンとは
4010ブロアーファンとは過去に造形物を劇的に改善できたファンですが、初号機はまだ古いファンクーラーのままでした。

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このモデルは以下に格納しています。

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原因
良く見るとブロアーファンから出た風がちょうど良い位置にあたっていないようです。ちょうど良い位置に冷却ファンクーラーを設置するというのは、風をヘッドの直ぐ下(溶けたフィラメントの出口)と造形物を狙って設置するのですが、2号機と比べてノズルの長さが5mm短い初号機では、ノズルからだいぶ下に向かって風が吹き出されていて、造形物に正しく当たっていないようです。高さのみを調整してみたのですが、そうするとヒートヘッドに風が当たってしまうので、角度も調整する必要があるようです。
修正
クーラーの高さを変えるにはヒートヘッドの関係で角度を変える必要があり、角度を変えるとヒートブロックの関係で位置も変更する必要があり、マウントを何度も作り直して確認する必要がありました。

マウントの造形をいろいろ調整してみて、55度で行くことにします。
左から30度(オリジナル)、45度、55度の造形結果です。

確認
造形物をよく見るとまだ冷却が甘いようです。二号機に比べて4010ブロアーファンの風量が少ない気がします。
良く見ると外観以外にもブロアーファンの羽の大きさが違いました。同じところから購入したので、形状が変わっても能力は変わらないと思っていたのですが、風量が大きく違うようです。

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璧外調査
であればばともひとつ購入してみました・・・・変わらないような・・・
どうやらこの世界では高風量のものと低風量のものが混在して流通しているようで、4010ガチャになってきました。
そういえば
さらにもう一つ購入しようか迷っているとあの悪夢がよみがえって来ました。

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それに4020も5015も大量に在庫されているし、何とかしなければ・・・

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つづきに
初号機でもブロアーファンに換えてから造形精度は大きく改善しています。

PETGでもこの通りです。

細部まで印刷できるようになりました。

さらなる4010の悪夢はここで断ち切る必要があると判断して、追加でファンを購入するを止めていろいろ考えてみたのですが、どれもそれなりに時間がかかりそうなので、しばらくはこのまま使っていこうと思います。
つづく

購入品情報
ガチャ覚悟でもう一つ購入したい人はこの商品を購入してみて下さい。緑の帯のターボファンが届いたらたぶん当たりです。