中野島ロボット

小さなロボットの自作記事を書いています。

週刊中ロボ295 星のカケラをワイヤレス給電で光らせる

はじめに
ワイヤレス給電LEDモジュールのLEDを紫外線LEDに換えて、星のカケラの内部に仕込めば、ワイヤレス給電の星のカケラが作れます。今回はその製作を行いました

分解
LEDモジュールについているチップLEDを取り外します。とても小さいです。想定外だったのはあまりに秋月電子のモジュールが小さかったことで、そこに載っているチップLEDもとても小さいものなので半田付けが難しい事です。

配線
なんとかリード線を半田付けして、紫外線LEDを接続しました。

給電側コイルに置くとちゃんと発光しました。

最初は
電流を制限して紫外線LEDを保護するために、100Ωの電流制限抵抗をつけていたのですが、少し暗いようだったので、再度ばらして電流を計測して大丈夫そうだったので直結にしています。元のLEDモジュールも直結しているようなので大丈夫でしょう。

組み立て
星のカケラにドリルで穴を空けます。

穴にモジュールを差し込んで、LEDができるだけ星のカケラの中心に来るように配置して組み立てます。

動作確認
送信コイルの上に乗せればちゃんと光りました。

紫外線の光が良く拡散するように、やすりで紫外線LEDの表面を磨いて、受信モジュールのコイルと配線が、透けて見えないように白のマスキングテープで覆いました。

組付けて完成です。これで一見配線の無いふしぎな光る星のカケラを作ることができました。持ち上げてもしばらくは蓄光して光っているので、面白いと思います。

計測
電流は約13mAでした。それに実際には86KHzの交流駆動になっているので、ピークでは超えているかもしれません。このLEDは定常状態で20mA、ピークは100mAまで流せるのでたぶん大丈夫でしょう。

そしてこのLEDモジュールの受電用コイルの刻印は"222"だったので、2.2mH(ミリヘンリー)=2200μH だと思います。直流抵抗は26.3Ωでした。

おわりに
今回はワイヤレス給電の応用として、配線のない星のカケラを作ることができました。台座となる給電側をうまく作ればちょっと不思議な星のカケラが作れると思います。(来年のクリスマスまでかな・・・)

おしまい

購入品情報
無線給電モジュールは秋月電子のもの以外にも似たようなものがAmazonにも沢山あります。

LEDモジュールは秋月電子のもの(5個で220円)を使いましたが、Amazonでも似たようなLEDモジュールを購入することができます。こっちの方が値段は高いのですがLEDが大きく作り安そうです。

ほんとは黄色い蓄光フィラメントが欲しいのですが、Amazonでは手に入りません。蓄光フィラメントはあまり利用しないので、このセットがあれば色々楽しめると思います。これに黄色があるとなお良いのですが。