中野島ロボット

小さなロボットの自作記事を書いています。

週刊中ロボ280メインPCの換装 Ryzen5 8600Gの性能計測

つづきに
2024年7月 メインのコンピュータを更新することにしました。これで捨てられなかったタワーケースを捨てられそうです。

ドライバーをインストールしWindowsのセキュリティパッチの適用も終わったので Ryzen5 8600Gの性能計測をしてみます。

旧メインPCとの比較
旧メインPCと今回組んだK45 のPCとの性能比較を実施してみます。そのまえにスペックの整理をしておきます。

メインPC

  • CPU AMD PhenomⅡ 1090T BE 3.2-3.6GHz
  • メモリ DDR2  800
    容量 4GB (2GB×2)
  • SSD SATA2 512GB
  • GPU AMD Radeon HD5750 1GB 1TFLOPS
  • OS Windows10 Pro(Windows11 Update 不可)

K45

  • CPU AMD Ryazen5 8600G 4.3-5GHz 約1.4倍
  • メモリ DDR5 5600 速度7倍
    容量 32GB(16GB×2) 8倍
  • SSD M2 4TB  速度30倍、容量8倍
  • GPU Radeon 760M CPU内蔵 5.3TFLOPS 約5倍
  • OS Windows11 Pro

CPUの速度以外は、大幅に向上しています。

パイ焼き104万桁
旧メインPCは19秒でした。

Ryzen5 8600Gは6秒・・・は・はやい 約3倍です。

SSD

旧メインPCはSATA2接続のSSDです。リード256MB/SはSATA2の限界です。

Ryzen5 8600Gは4400MB/s は・・・はやい 約17です。(でもReadはもっと出ててもよさそうな)

ドラクエXベンチ
旧メインPCのGPUはAMDのRadeonHD5750ですが 7275でとても快適。まだまだ現役です。

Ryzen5 8600Gはすごく快適。約2倍のスコアです。

FF XVベンチ
旧メインPCは 651 動作困難。さすがに1Gのメモリでは苦しいのか。

Ryzen5 8600Gは3330で約5倍に、そしてついに内蔵GPUで評価が普通に到達。

まとめ
AMD Ryzen5 8600Gは単体でもさすがにパワーがあります。
シングルスレッドで拡張命令を使わないスーパーパイを見ると3倍になっているので、古いプログラムの性能向上を切り捨てたIntelと違い、AMDのCPUは拡張命令を使っていない自作のプログラムなどでも確実に速く動作すると思います。
ドラクエベンチの性能向上が以外に少ないのはRyzen5 8600Gの場合は、GPUもCPUも遊んでいる状態なので、もっと描画の品質を上げないと差は出てこないのかもしれません。
また、FFベンチを見ると端末PCの Ryzen 5 PRO 5650GEと比較しても1.5倍になっていて、ついに動作困難を脱出しました。確かにこれならローエンドのディスクリートGPU並みのパワーがあります。

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つづきに
Ryzen 8600GはメインPCを置き換えるに十分な性能を持っていることがわかりました。これでロボット製作もはかどることでしょう。次回は消費電力を測定しようと思います。

つづく

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