中野島ロボット

小さなロボットの自作記事を書いています。

週刊中ロボ273 メインPCの換装開始

今週のお題「捨てたい物」 

はじめに
2024年7月 久しぶりの更新となってしまいましたが、メインのコンピュータを更新することにしました。それに伴い大きなPCケースを捨てようと思います。
下が今のケース(筐体)で初めて買ったATX規格のものです。25年くらい使ってきました。上のケース(K45のMiniITXケース)に今回はメインPCを構築することにします。

なぜ今か
1. Microsoftの嫌がらせ行為

2025年でWindows10のサポートが切れるため、今のメインPCのCPUが対応しなくなっています。親父様のPCはMicrosoftの嫌がらせ行為(Windows11に対応していないPCですと引っ切り無しに、手を変え品を変えて警告してくる度に、”ウィルスに感染したかも”と連絡が入る)に負けて、昨年先行してWindows11に移行しましたが、うちにはWindows11に移行できないWindows10 PCが残っていました。
2. ラズパイ5に触手が向かない
今まで端末はしばらく消費電力の少ないラズパイ400を利用していましたが、ラズパイ5になって性能は大して伸びていないのに、値段も消費電力も激増してしまい端末に利用するには難しいと判断しました。今回はスルーすることにします。
(それにラズパイ4が気づけば5台も余っているので・・・)
3.
CPUに対応しないソフトが増えてきた
AIの実行環境のPyhtonで利用するAI用のライブラリが古いCPUをサポートしなくなりました。具体的にはAVX命令に対応しないCPUのサポートを外しました。最近この流れが強くなり、いろいろなソフトでもAVX命令に対応しないものが増えて気ました。
4. NVIDIA税の徴収
AIを高速に実行するにはGPUが必要ですが、NVIDIAもAVXに対応していないCPUを切り捨てはじめました。本当はGPUだけ変えて、AI PCとして延命しようと考えていたのですが、それができなくなりました。ハイエンドのGPUの価格はまだ高騰していますが、新しいモデルはさらに値段が上がるようです。また消費電力も上がっているので、小さな筐体に入るGPUが手に入る最後のチャンスかもしれません。
5.置き場に困る
さすがに古いタワー型のATX筐体は大きいです。新旧のケースを上から見るとこんなに違います。最近ものが増えてきたのでこのケースは場所をとりすぎます。
(新しいと言っても左側の黒い筐体は2008年製なので、16年目になりますが・・・)

CPUの購入
旧メインPCのCPUはAMDの Phenome2 X6 1090T です。2010年に購入しましたが2.1万円でした。このCPUは6コア6スレッドで、3.2GHzで駆動します。短時間では3.6GHzで動作できる仕様です。CPUとしてはまだまだ通用する速度を持っていますが、OSやソフト側が対応しなくなりました。

新しいCPUは同じくAMDのRyzen5 8600Gです。最近やっと安くなり3.4万円で購入しました。このCPUは4.3GHzの6コア12スレッドで、短時間であれば5GHzで駆動できます。旧PCと比較するとAVX命令を使用し無い場合の性能は3倍程になるはずです。AVXを利用するソフトの場合は6倍程度になるはずです。
本命はもうすぐ登場する Ryzen9000シリーズなのですが、出始めは高いと思うので先にこのCPUで環境を構築しておき、値段が十分下がってきた所でCPUを換装しようと思います。

つづきに
マザーボードやCPUからの入れ替えなので、暫くはメインPCの換装を記事にして行きます。メインPCの換装が終われば「捨てたいけど捨てられなかった」この大きなPCケースを捨てることができると思います。

つづく

Amazon情報

筐体も新調すならASRockのベアボーンのX600かなと思っていました。ただキューブと言うには少し横長です。また他のケースも最近のGPUを搭載するために、一回り大きくなっていて今回は今あるケースを流用することにしました。