中野島ロボット

小さなロボットの自作記事を書いています。

週刊中ロボ163 20Kgサーボモータ動作確認その2

はじめに
追加で購入していた20Kg/cmサーボモーターが全て届きました。Arduino Nano Everyで全部で12個を同時に動かしてみます。

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購入品情報
今は在庫がなくなってしまいましたが、なぜか格安のメタルギア 20Kg サーボ E2010です。 4個で3,000円は格安です。通常安くても、一個 1500円以上します。

このサーボモーターの内部構造に興味のある方はこちらから 

www.nakarobo.com

 

接続
Arduino Nano Everyをサーボに別電源を供給するように改造した拡張基板に搭載しました。あとはサーボモータを12個つないで、単三ニッケル水素電池の4本パックをつないで、Nano Everyにスケッチを書き込み、どこまで駆動できるかやってみます。

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サーボモータに供給する電池は、写真だと分かりにくいのですが、改良中の四足走行ロボット「ナノ四駆」二号機から、単3ニッケル水素電池4本、つまり4.8Vで供給しています。(電源車といった所です)


スケッチ
Arduino Nano Every に Seepスケッチを、配列化して12個いっぺんに動かしています。そして、サーボモータの数を変更しながら動かしてみました。

動作確認
1,2,3,4  あれ以外と動くね〜 8、12。動くんだ〜

12個駆動中の動画を載せておきます。

youtu.be

解説
一応動いていますが、時々制御が飛ぶように見えます。スケッチがいい加減なせいかもしれません。ただこの状態で止まっているようなサーボモータはいないので、ロボットにしても大丈夫そうです。
ロボットを駆動するときには、サーボモータは4個程度しか同時には動かさないように制御するし、電池も8個使う予定です。

それなりにバッテリは発熱していましたが、35℃くらいだったので、電流もそれほど流れていないようです。

いままでArduino Nano Every は Arduino Nano のレジスタを利用したスケッチが動かないものがある等、安い以外に明確なメリットが感じられませんでしたが、これだけサーボモーターを繋げても直接駆動できそうなのは意外でした。Arduino Nano Every は、最近のマイコンには珍しく、IOに5Vが使えるので、サーボモーターを直接駆動できて、速度もRAMの容量も増えているので、3.3Vのマイコンやラズパイと接続してサーボモータードライバーとしても使えそうです。
 

おわりに
やはりこのモーターは低電圧駆動も可能で、電流も少ないので、無負荷なら結構省電力でも動くようです。制御ドライバーが優秀なのかもしれません。

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サーボモーターの配線が細いので心配していましたが、問題ないようです。時間があれば普通の Arduino Nano に変えてみて確認しみます。機体の大型化に向けて少し前進しました。
 

おしまい 

 

購入品情報
今回使用しているコントローラは Arduino Nano Every です。

楽天の方がAmazonよりだいぶ安いようです。秋月電子ならもっと安く買えます。

 拡張基板を少し改造して、サーボ電源を別系統から入れています。

ニッケル水素電池は、Amaループを止めて、最近はPowerowlを使用しています。