中野島ロボット

小さなロボットの自作記事を書いています。

週刊中ロボ135 やってもうた モデル修整中

はじめに

年末に公開したよつあしロボットの「ナノ四駆」ですが、急ぎモデルを修正しています。 www.nakarobo.com

 

DMM.makeから到着
モデルを公開した後に、頼んでいたDMM.makeから造形物が到着しました。

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が。。。小さかった。特にサーボホーンの径が

SG90サーボモータの駆動軸の実測値はだいたい4.7mmなのですが、FDM方式のプリンタでは、どうしても外形が少しデコボコして大きくなることを考慮して現物合わせで5.2mmにしていましたが、DMM.makeの焼結方式の3Dプリンタはほぼピッタリか、少し小さく造形されるのを忘れていました。今のままでは、他の造形方式や3Dプリンタの機種やフィラメントによっては、隙間が空きすぎてしまいます。

足も細すぎた
足も計測してみたら、モデルは2.5mmの厚さにしていたのですが、届いたものは0.1mm細くて2.4mmでした。
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また、ナイロン素材やPETGフィラメントでは、想定より少し柔らかかったので、足の厚みを0.1m m増して、2.6mmにすることにしました。

足先もブカブカ
足と足先も遊びを1mm、つまり半径で0.5mm程大きくしてあったのですが、DMM.makeの造形物は爪先まできれいですが、穴径がピッタリで、はめてみるとブカブカでした。

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なので、全体で0.5mm、半径で0.25mmに修整します。FDMの場合は少しきつくなり、多少後加工が必要になりますが、カーボンPLAやPETG、ABSなら可能でしょう。


ついでに
いつもは電源に単4の eneloop を使っているのですが、このモデルは結構長い時間走らせようと思っていたので、単3電池も搭載できるように機体を少し大きく設計しています。しかし年末に届いた新しい秋月電子の単3電池ホルダーは昔のより1mm程大きくなっていました。

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なので、それが入るように機体を少し長くすることにします。


他にも
焼結方式はナイロンの粉を溶かして造形するので、出来た造形物が少し粉っぽくなり、サーボホーンが緩いと止まらずに滑ってしまっていたので、強く止められるようにサーボホーンを強化しました。今回は色々やらかしてしまいました。(既にダウンロードしてくれた人、すいません。)


これは単三電池バージョンの再印刷した機体です。

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(でも、こうやって造形に失敗しても修正できるのが、3Dプリンタの良いところです。ってことにしといて下さい。)

 

おわりに
今のモデルでも作れると思いますが、明日には新しいモデルをアップデートします。

つづく 

 

購入品情報
単三電池バージョンのサーボモータは、Tower Pro純正のSG90の新品を使って組み上げています。 

デジタル・マイクロサーボ SG90 (1個)

デジタル・マイクロサーボ SG90 (1個)

  • メディア: おもちゃ&ホビー
 

 検証の結果では、電流消費は多いのですが、他の互換サーボモータと比べると力が強いので、単三モデルは純正のSG90を使うことにしました。