はじめに
ラズベリーパイとは小さなワンボードコンピュータですが、Model 4Bになってすごい演算パワーになっています。PCが無くてもこれ一つでロボットの設計から3Dプリンタでの機体の印刷、プログラム開発すべてが可能になるくらいの性能があります。正式な呼び名な Raspberry Pi 4 Model B(ラズベリーパイ4モデルビー)なのですが、以降は略して RPi4 と呼びます。
どのモデルを買うか
RPi4には搭載するRAM(メモリ)の容量によって2,4,8GBの3種類ありますが、
ディスクトップとして使う場合は2GBあれば十分と言われていますが、2GBだとロボット開発まで行うには少し足りません。4GBなら十分で、8GBは必要ない感じです。また、8GBの場合はメモリの種類や動かし方が特殊で、現状では動かないOSやソフトもあるようです。
RPi4に使用されているCPUはWindowsパソコンに使用されているインテルやAMDのCPUに比べて命令の効率が良いので、少ないメモリで動かすことができるので4GBあれば、あと5年くらいは十分使えると思います。特に断らない限りRPi4は中野島ロボットが購入した4GB RAMのものを指します。
必要なもの
箱をあけると一枚のワンボードマイコンが入っています。これがRPi4です。
正確には説明書と保証書が入っていますが、当然これだけでは何もできません。
まずPCとして使えるようにするには、電源とケースを購入する必要があります。それと外部記憶装置としてマイクロSDカードが必要になります。それにHDMI入力の液晶モニタとキーボード、マウスも必要です。
TV会議やリモート授業に利用するにはカメラもマイクも必要です。
PCとしては使えない
PCとしてRPi4を使うためには、追加のハードウェアとして必要なものが多すぎます。全部新品で揃えると、2.5~3.0万円はしてしまいます。これなら、ドン・キホーテのノートPC(2万円くらい)やDOS-VパラダイスのノートPC(3万円から)が購入できます。そして性能は最新型のローエンドノートPCの方が上になります。それになにより安定したWindows OSが使えて、何かあったらサポートを受けることができます。どんなにローエンドでも最新のPCとは比較になりません。
でもでも
キーボードやマウス、液晶モニタを既に持っていて、10年前の普通のPCか5年前のローエンドのPCを持っているなら話は別です。それと同じくらいには動きます。
本体とケースと電源とマイクロSDカードなら、12、000円くらいで一台作ることができます。電源はスマホの充電器で、マイクロSDは32GBくらいのお古、ケースは3Dプリンタで印刷するなら、本体だけで済むので7000円で済みます。
まとめ
このままではPCとして使えませんが、RPi4は最新のLinuxが使えて、何をするにも自由です。勝手にOSのセキュリティアップデートで再起動されないのも3Dプリンタを使う場合や、たまにしか使わわ無いのにアップデートで長時間待たされないのは、何気に良いポイントです。(セキュリティが大事とは、わかっているんですけど。。。)
購入品情報
RPi4はメモリ4GBがお勧めです。
ケースと電源、冷却ファンのセットのこれを買いました。